「extra」という言葉の意味、分かりますか?
この単語は「余分な、余った」という意味で覚えている人が多いかもしれませんが、実は副詞などあまり知られていない意味もあるんです。
今回は分かったつもりになってしまいがちなこの「extra」という単語について、漏れのないようにしっかり学習していきましょう。
「extra」の意味
「extra」には「余分の」「臨時の」「追加の」「特別な」「やりすぎの」「大げさな」「盛ってる」という意味があります。
「extra」の語源はラテン語の「超える」というextraで同義語はadditionalです。
the postage is extra, it costs 600 yen.(送料は有料で600円かかります)のようにも使うことができます。
またドラマや映画などのエキストラはextra actingをカタカナにして略したものです。
またエキストラバージンオイルとはオリーブの実を化学処理を一切使わずにろ過した特別なオイルのこと。これも英語にするとextra virgin olive oilになります。
「extra」の基本的な使い方
では「extra」の使い方を基本的なものからみていきましょう。
(週末に勤務したので臨時手当をもらった)
(もし時間が余ったらプロジェクトの相談をしましょう)
(追加料金払ってビールをもっともらおう)
(1週間以内にキャンセルすれば追加料金はかかりません)
(これは余計な仕事です。契約書には書かれていません)
「extra」のスラング的な使い方
最近この「extra」という単語。スラングとしてSNSに登場する機会が増えています。
ここでは辞書に載っていない「extra」の使い方をみていきましょう。
(これがあなたなの?化粧濃すぎ。盛りすぎだね)
実は「extra」には「余計なもの」という意味から転じて「化粧や写真などが盛っている」という意味で使われます。
近年SNSでセルフィーをアップする人も多いですが、自撮りはどうしても盛りがちですよね。
そんな時にこの「extra」が使えます。
ちなみにどちらかと言うと盛りすぎて引いている、と言うマイナスなニュアンスです。
(一人暮らししてからお父さんが1日3回電話をかけてくる。やりすぎだよね)
(大丈夫だって。大げさだな)
「extra」のスラングの用法は2015年ぐらいから流行り始め現在でもSNSなどではよく見かける英単語ですが、イギリスの一部の学校ではこの「extra」の使用が禁止されたと言うニュースもありました。
辞書に載っている正式な意味ではありませんし、若者のスラング的な意味合いも強いので品位に欠ける?ということでしょうか。
「extra」を含む英単語
最後に「extra」から派生した英単語をご紹介します。
extraordinary(並外れた)
(彼は私たちの学校の並外れた生徒だ)
extralegal(法律から外れた)
(この問題は法律から外れているので解決が難しい)
まとめ
今回は「extra」という単語を基本的な意味とスラング的な意味に分けてご紹介しました。
今回紹介した使い方以外にも
(ふざけないで。あなたは賢い女性のはず)
などというようにbeing extraという使い方もできます。(beingを入れた方が一時的にやりすぎているというニュアンスですね)
ぜひ「extra」をあなたも使いこなしてみてください。