「get」という単語はあまりに基本的な単語すぎて、皆さん今では気にもかけないかもしれません。
しかしもう一度初心に帰って「get」について学んでみると、「get」はかなり奥深い単語だということが分かるでしょう。
そこで今回はネイティブスピーカーがよく使う「get」を使ったスラングについてご紹介していきたいと思います。
目次
get with it=「新しい流行、考え、などを受け入れてついていく」
「get」のコアの意味は「ある状態を得る、何かを引き起こす」です。
「get with it」は周りの変化を認識してついていく、頑張って受け入れようとする、という意味のスラング。
仕事などを頑張るという意味でも使われます。
(ブルーノマーズは今世界で最も人気があるんだ。君も置いて行かれないようにしないと)
(これを5時までに終わらせないと。急いで!)
get someone’s goat=「〜をイライラさせる」
昔、競馬に出演する馬のいる馬小屋にヤギを入れておくと馬がリラックスして良い結果が出ると考えられていました。
しかしライバルを陥れようとした馬主が馬小屋からヤギを抜いてしまったんだとか。
ヤギのいなくなった馬は神経がピリピリしレースに勝てなかった、というストーリーからきたスラングです。
(今日ティムをくすぐってイライラさせた)
(ここで2時間も待ってるんだよ!?イライラしない?)
get around to〜=「〜する余裕ができる、〜に取り掛かる」
「ようやく〜する余裕ができた」というニュアンスを表すことのできる表現。
「to」の後ろの動詞は「ing」の形になりますので注意してくださいね。
また「around」は「round」に変わることもあります。
(新しい仕事はどう?)
(忙しいよ。まだ本を読む時間の余裕がない)
get on someone’s nerves=「〜の神経をイラつかせる」
「nerves」は神経という意味の単語です。
何かを見ているとイライラしてくる、何かを聞くとイライラしてくる、という状況で使うことができます。
日本語の「神経を逆撫でする」という表現に近いですね。
(同じことを何回も聞くのはやめなさい。イライラする)
(上司に毎日イライラしている)
get the picture=「分かる、理解する、話が見える」
だんだん絵が見えてくる→だんだん理解できてくる、という視覚的な英語表現ですね。
ちなみに「picture」には「想像する」という意味もあります。
同じ「想像する」という単語には「visualize」がありますが、「picture」は「夢想する」というふわふわとしたイメージなのに対し、「visualize」はより具体的でどうしたらそうなるのか、について考えているイメージですね。
get a life(GALで略される)
「get a life」は「もっと人生を楽しみなさい、くだらないことばかりしていないで大人になりなさい,真面目に生活しなさい」という意味で使われるネットスラングです。
略して「GAL」と表示されることもあります。
(彼女もいないし、友達もいないし、俺の人生なんか・・・)
Get a life!!!
(しっかりしなさい!)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「get」を使ったスラングについてご紹介していきました。
ちなみに最後に紹介した「get a life」と似ている表現に「live a little」がありますね。
「live a little」は「もっとリラックスして人生楽しもうよ」という意味のスラングです。ぜひSNSなどで使ってみては?
それでは今回はこの辺で!See you next time!