「贔屓」って、 例えば先生が特定の生徒を他の生徒よりいい待遇で扱ったりする、いわゆる「えこひいき」しているとか、よく行くお店のことを「贔屓のお店」って言ったりとかしますね。
つまり、「特別に気に入ってる」という意味合いです。
学校で、結構最初の方に「お気に入り」という意味の単語「favorite」を習いましたよね?
この簡単な単語で、英会話での大体の「贔屓」を言い表せちゃうんです。
例を出して見ていきましょう。
「えこひいき」は英語で?
ではまず、「えこひいき」の意味合いでのfavoriteの例文を見ていきましょう。
(あいつ先生のお気に入りだからね!)
これは、「お気に入り=えこひいきされている」という事ですね。
また、これには違った面白い言い回しがあって、贔屓されている生徒の事を「teacher’s pet」と言います。
子供同士がふざけて言う感じですね。
直訳すると「先生のペット」となって、なんだか侮辱的な言葉にも聞こえますが(笑)、「いい子ちゃん」とかそういう軽いニュアンスです。
そして、名詞の「favoritism」を使った例文はこちら。
(彼は私を特別にえこひいきする。)
Treat (someone) で、「(誰か)を扱う」ですから、直訳は「彼は私を特別なえこひいきでもって扱う。」となり、すなわち「彼は私を特別にえこひいきする。」となりますね。
また「favoritism toward 〜」で、「〜に対するえこひいき」ともよく使われます。
(上司の男性社員へのえこひいきがむかつくわ!)
といった感じです。
「ご贔屓」はどう言う?
「贔屓のお店」や「ご贔屓にしてる〇〇」で使うfavoriteの例文はこちら。
(あのバーは彼の贔屓のではないよ。)
(お気に入りの種類はございますか?)
「ご贔屓=お気に入り」ですから、人にも場所にも物にもなんにでも使えますね。
My favorite color, my favorite character, my favorite restaurant etc..
ではこのfavoriteよりももっと、日本語での「ご贔屓にしてる」感が強い言葉、「ご愛顧」って感じの言葉はあるのでしょうか。
(そのレストランにはお得意様が沢山いる。)
「patronage」で「愛顧」ですので、これを使うとfavoriteよりも「ご贔屓感」が出ますよね。
日本でも「パトロン」という言葉には馴染みがあります。
誰かを支える、ご贔屓して面倒を見る人とかそういったニュアンスですね。
まとめ
このように、英語を習ってきた人なら誰でも知ってる「favorite」で贔屓を言い表すことができるのですね。
・He is a teacher’s favorite!
・I don’t think that bar is one of his favorite.
・The restaurant has a large patronage.
えこひいきの「贔屓」、「ご贔屓」そして「ご愛顧」の表現を見ていきましたね。
ぜひ会話の中で試してみてください!