「本番」は英語で?シチュエーション別に使える7つの言い方

練習を重ね、リハーサルを経て、さあいよいよ本番、というシチュエーションはとても緊張しますよね。

それは何かの舞台であっても、試験でもどんな場面でも同じことです。

ではこの「本番」という言葉は、英語で何と言うのでしょうか?

「本番」というとまず思い浮かぶのは、やっぱり何かの舞台だったり、誰かの前に立つシチュエーションでしょうか。それから、試験やスピーチなど失敗できないような事ですね。

そうです、「失敗できないような場面」を「本番」と言いますね。

ですので、誰かを応援する時なんかも「ここが本番だよ、頑張って!」という言い方をしたりします。

ここではシチュエーションごとに、「本番」がどんな表現になるのか見ていきましょう。



普段の会話で使われる「本番」の言い方は?

舞台やテレビなどの専門用語ではなく、普段の会話で使える「本番」という言葉は

・real thing

でしょう。「本当の事」と直訳できます。

ただ、これだけだとなんとなく抽象的なので、前後に少しフレーズを付け足します。

例を挙げてみましょう。

・This is not a rehearsal, this is the real thing! (これはリハーサルじゃないんだよ、本番なんだよ!)
・This is a real thing, not a test! (本番だよ、テストじゃないよ!)

などです。

このように「not a rehearsal」や「 not a test」を付け足す事で、「本番」を強調する事ができますね。

また、「actual thing」、つまり直訳で「実際の事」と置き換える事もできます。

・This is an actual thing, not a test!

です。

それから、ここぞという時、肝心な時というのは「when it counts」といいます。

・I always do good when it counts! (私は本番に強いんだよ。)

「肝心な時にうまくやる=本番に強い」と表現する事ができるでしょう。

他にはラジオなどでの本番を「on air」という事から、「It’s “on air” now!」で「今本番だから!」言ったりも。これはスラングというか、ちょっとふざけた表現と言えますね。

ちなみにこの「”〇〇”」、単語やフレーズを囲むこの点々はクオーテーションマークと言います。日本語で引用符と言うやつですね。文中で他の文や語を引用していることを示す記号です。

このクオーテーションマークを会話中で使う場合は、両手をグーにして、中指と人差し指だけを立てたり伸ばしたりするジェスチャーをします。二つの指でこの点々を表している感じです。

舞台などでの「本番」は?

では本当に演劇やコンサートなどの「本番」は何と言うのでしょうか?

例文を見ていきます。

・I got nervous at the performance. (本番では緊張しちゃった。)
・I was shaking while playing at the actual performance, but it was fun. (本番での演奏は震えちゃったけど、楽しかったよ。)

という事で、「performance」で「舞台上の本番」を表す事ができます。

「performance」には「演奏、上演、縁起」の意味の他にも「実行、行うこと」の意味があります。

「actual performance」と「actual 」をつける事で、より「本番の舞台」と的確に表現する事ができます。

また、この「performance」は「show」または「stage」とも置き換える事ができるでしょう。

先ほどの例文の「performance」を「show」と「stage」にしてみると…

・I got nervous at the stage.
・I was shaking while playing at the actual show, but it was fun.

ですね。まったく同じです。

また、映画やテレビなどの「本番」撮りは「a take」です。

・This will be a take! (本番いきます!)

です。日常会話で使われる「本番」と、舞台などで使われる「本番」は違ってくるのですね。

まとめ

それではまとめでもう一度おさらいしてみましょう。

  • real thing
  • actual thing
  • when it counts

で日常会話で使われる「本番」。

  • performance
  • Show
  • Stage
  • a take

で舞台などで使われる「本番」でしたね。

場面に合わせて使いこなせるようになりましょう!