英語の学習をする時によく講師がlet’s get started! と言うのを聞いたことがありますか?
この表現は英会話講師だったら一番良く使うと言っても過言ではないくらい良く使う表現なのです。
今回はこのlet’s get startedの意味と使い方を解説していきます。
Let’s get startedの意味
let’s get started!は「始めましょう」という意味です。
細かく分解するとLet us get started.ですね。
Getには「〜にさせる」という意味がありますので文字通り訳していくと「私たちを始める状態にさせましょう」という意味になります。
またlet’s startとlet’s get startedのニュアンスの違いですが、let’s startがlet us start、つまり「私たちに始めさせてください」というニュアンスなのに対して、let’s get startedは「私たちを始める状態にさせましょう」―つまりそういう状態に「させる」という自発的な、積極的な意味合いがlet’s get startedには含まれます。
Let’s get startedはザワザワしている教室の中にいる生徒たちに向かって先生が手を叩いて「はい!始めますよ!」と言っているイメージです。
逆にlet’s startは試験会場で問題用紙を目の前に座って開始時間を待っている人に向かって試験官が「始めてください」と言うイメージですね。
少し違いが掴めましたでしょうか?
Let’s get startedの使い方
では例文をいくつか見ていきましょう。
(準備万端ですか?)
Yes, let’s get started.
(ええ、始めましょう)
(彼来ないんじゃないんですか?もう3時ですよ)
Let’s just wait 5 more minutes, and let’s get started.
(あと5分待ってそれから始めましょう)
(お椅子にちゃんと座ってね!授業が始まるよ!)
※sit down on your bottomはきちんと座ると言う意味の幼児英語です
Let’s get~を使った慣用句のまとめ
Let’s get started以外にもlet’s get~を使った表現はいくつかあります。
この機会にまとめて覚えてしまいましょう。
・Let’s get together 集まろうよ!
(リサどうしてる?みんなで集まろうよ)
・Let’s get to work! 今日も頑張ろう!
(すごく良い天気!今日も頑張ろう!)
・Let’s get dressed 着替えよう
(学校の時間だぞ!着替えよう!)
・Let’s get it! やってやろう!
(あいつらをやっつけろ!やるぞっ!!)
日本人があまり使わないlet’s の使い方
最後に日本の参考書にあまり載っていないlet’s の使い方について紹介します。
let’s は「〜しよう」という意味だと覚えている人が多いと思いますが、この言葉は「〜してね」と相手に何かを促す時にも使えます。
(大人が子供に、はいどうぞ)
……………
(子供が何も言わない)
こんなシチュエーションの時この子供の親が「ありがとう、でしょ」と言う時、英語では何て言うでしょうか。
そうlet’s say “thank you”.でOKです。
またはsay thank youでも良いですが、少しキツく聞こえます。
なぜlet’s say~が柔らかいのかと言うとlet’s はlet us、つまりそれをしなければいけない主体が「私たち」なので「一緒にそれをしようね」というニュアンスが含まれているのです。
まとめ
今回はlet’s get startedについてご紹介していきました。
意味だけでなくニュアンスもお分かりいただけましたでしょうか?
またlet’s get~を使う慣用句も色々ありますのでこれを機に覚えて見てくださいね。