突然ですが英語のアウトプットの練習はしていますか?
特に独学で英語を勉強している人にとってインプットは出来てもアウトプットの機会ってあまりないですよね。
TOEIC の点数が高いのに全く英語が話せないなんて本当にもったいないです。
アウトプットのトレーニングも積極的に増やすことで、英語力はぐんぐん向上していきます。
そこで今回は独学で英語を習得した私が行ったアウトプットのトレーニングをあなたにお伝えしようと思います。最後までお付き合いくださいね。
アウトプットの基本。何でも声に出してみる!
今あなたは何をしているでしょうか?例えば「仕事から帰ってきて英語の勉強をしていたのだけれど、なんだか疲れてネットを見ていたら英語に関する記事を見つけて読んでみた」とします。
ではこれを声に出して英語で言ってみましょう。
このトレーニング法には2つのポイントがあります。
1つ目は相手がいる事を想定すること。日記帳の事実を淡々と述べる文章の集まりよりも、目の前に自分の話を聞いている誰かがいることを想定してください。
2つ目は「見て意味は分かるけど発音できないもの」を要チェックすること。この「インプットでは分かるけどアウトプット出来ない」単語があなたのリーディング力とスピーキング力の差を広げている原因です。
それではこの2つを踏まえて、あなたが今していることを声に出して伝えて見ましょう。あなたが友達に what are you doing?と聞かれたイメージです。
声に出さずに読むとシンプルな短い文章ですが、声に出してみるとなかなか体力がいると思いませんか?
But I は「バライ」と繋げて読むと読みやすいですし、watching it は「ウォッチング イット」と言うよりも「ウォッチンギット」のほうが発音としてはスムーズですね。
黙読して意味が分かった!と満足して終わってしまうよりも、文章を作って声に出してアウトプットするほうが課題が見つけやすいのです。
どんどん身の回りの事を実況中継して自分のスピーキング力の課題を見つけて見てくださいね。
タイムを計って言い換え力を鍛える!
アウトプットの練習をスピーキング力に繋げていくには言い換え力がとても大事です。目の前の相手と英会話をしているときに「待った」はなしなので、単語が思い出せなければ違う言葉で言い換えなければいけないからです。
逆に言えば英会話に関して言えば、難しい単語を暗記する力よりも、言い換え力の方が大事だと言えるかもしれません。
さて私がやっていたトレーニングですが、タイマーを3分にセットしてその時間内でどれだけ言い換えが出来るか、という練習をしていました。
アウトプットの練習ですが私は思いつくたびに口に出しながらノートに殴り書きをしていました。アウトプットした言葉が正しいかチェックするためです。
例えばテーマを「疲れた」に設定します。あとは3分間で思いつく限りの表現を書きながらアウトプットします。
直訳でなくても構いません。疲れた、と言いたいときに合わせてスピークアウトしたい表現でも大いに効果があります。
「疲れた」はこのようにたくさん出てくるかと思いますが、「羨ましい」などだと I envy you しか出てこなかったり。するとそれが「他にも言い方を調べてみよう」という原動力になります。
言葉を多面的にみる
最後のトレーニングは言葉を多面的に見る練習です。
やり方はシンプル。単語ごとに英会話で使ったみたい例文をまとめて、それをひたすら声に出してアウトプットするだけです。
例えば get という単語だったら
I just walked here.
(なにで来たの?—歩いて来た)
Ok.
(これ終わらせちゃおう—うん)
(私たちはまあそれなりにやっている)
(私たちは仲が良くやっている)
などとズラッと書いてそれを声に出して練習します。
日本語は書かなくても良いと思いますが、瞬時に意味が分からない例文には書いても良いかもしれません。
ひとつひとつの単語ごとに頭の中でカテゴライズしておくと、アウトプットしやすくなります。
まとめ
アウトプットのトレーニングで大切なのは、口をとにかく動かしてスピークアウトすることへの抵抗をなくすことと、アウトプットすることで頭の中のバラバラな知識を綺麗に整理することです。
リーディング力とスピーキング力の差を感じている人はぜひ今回の練習法を試して見てくださいね。