英語を勉強する方法として最近よく聞くのが「フィリピン留学」。
でも、日本から遠く離れた島国で英語を学ぶって、少し不安ですよね。
何より、わざわざ行くほどの価値はあるのか、気になりますよね。
そこで今回は、フィリピン留学経験者の僕が、実際に行ってみてどれだけ英語が上達したのか。
そして、僕が思うフィリピン留学のメリットとデメリットを紹介します!
目次
どんな環境で勉強したのか?
まずは僕が留学した学校の簡単な情報から。
留学したのは2014年の夏。期間は3ヶ月でした。
場所はセブ島。学校はセブで1番スパルタなとこを選びました。
生徒は、韓国人、日本人、台湾人、ベトナム人が中心。
朝6時起床、授業は朝8時から夕方6時まで。それ以降は自習。
英語以外話すの禁止。平日は外出禁止。土日も外出届けが必要。
とまぁ、監獄のような学校で勉強しました(笑)
当時の僕の英語力は?
自己紹介でオドオドするレベル。
リスニングは壊滅的。
つまり、英語初級レベルでした。
実際に英語力は伸びたの?
結論から言います。
フィリピン留学で僕の英語力はかなり伸びました。
具体的にどういうところが伸びたのか説明します。
まずはスピーキング。
自己紹介を言うのに一苦労していた僕が、3ヶ月後には 自分の旅の話を少し詰まりながらも説明できるようになっていました。
自分でも「うわ、おれちょっと喋れてる!」と実感があり、とても嬉しかったです。
リスニング。
初日のクラスで先生の言ってることがまったくわからず、唖然。
しかし3ヶ月後には、先生の英語の60%は理解できるようになっていました。
リーディング。
1文を理解するために何度も読み返していた僕。
3ヶ月後には、ほとんど1回読んだだけで理解できるようになっていました。
ライティング。
1分で1文しか書けなかったのが、3ヶ月後には5文ほど書けるようになりました。
そして時制や前置詞などの文法もある程度正しく使えるようになりました。
僕のスタート地点が低かったこともありますが(笑)、全体的にかなり上達しました。
英語の基礎を固めるという意味では、本当に充実した3ヶ月でした。
気づけば英語脳に
フィリピン留学2ヶ月半が過ぎた頃、僕の中にとても驚いた変化がありました。
それは、「英語で物事を考えていた」ということ。
ある日、友達とレストランに行くという話になったので、
「どこのレストランがいいかな?」
「何人くらい来るんだろう?」」
なんて考えていたとき、それを英語で行っている自分に気づきました。
「うわ、今英語で考えてた!」と1人で感動したのを覚えています(笑)
些細なことですけど、英語を必死に勉強していた当時の僕には、とても嬉しいことでした。
簡単にいうと、3ヶ月以内で「英語脳」を作ることができたんです。
フィリピン留学のメリット
僕の経験談はこのへんにしておき、ここからは僕が思うフィリピン留学のメリットを紹介していきます。
勉強時間が圧倒的に長い(カナダ、オーストラリア比較)
1日12時間以上勉強できます。まさに英語漬け。
カナダやオーストラリアの語学学校で勉強を考えてる方、1つ注意があります。
それは授業時間がかなり短いということ。
例えば、朝9から昼2時のように、1日たった5時間程度です。
他にすることがあれば別ですが、英語に集中したいと考えておられるなら、少し物足りなく感じるでしょう。
もし基礎を固めたいと思っているのであれば、フィリピンの方が満足度は高いかと思います。
フィリピン人の英語が聞き取りやすい
フィリピン人の英語は、アメリカ人やカナダ人に比べると、少しゆっくりです。
聞き取りやすいので、英語を学び始めの方にとっては英語の音に慣れる最適な環境だと言えます。
24時間英語環境
僕にとって英語上達に1番効果があったのが、この24時間英語環境です。
英語脳を早く作るには、この「英語を使わなければいけない」という環境が必要不可欠です。
上級クラスはモチベーションの高い人、英語力の高い人が多い
僕が勉強していた学校での話ですが、上級クラスには海外の大学に行きたい人、仕事で使いたい人が大勢いました。
なので、授業中のディスカッションはすごく盛んだし、使う英語も高度なものが多かったです。
毎回自分の英語力の低さに落ち込みながらも、とてもいい刺激を頂きました。
マンツーマンのクラスがある
これはフィリピン留学の最大のメリットの1つです。
50分のマンツーマンクラスが1日に何度もあるので、喋りまくれます!とても贅沢な環境です。
カナダやオーストラリアでは、基本的にマンツーマンクラスはありません。10人から15人規模のグループクラスが多いです。
なので、十分な話す機会を確保したいのであれば、間違いなくフィリピンを選ぶべきです。
息抜きに南国リゾートを味わえる
英語とは関係ありませんが、息抜きはとても大事です。
とくに僕のいた監獄のようなところで勉強していると、開放感が恋しくなります(笑)
土日を利用してビーチや近くの島にプチ旅行に行きリフレッシュできるのは、南国ならではです。
フィリピン留学のデメリット
良いことづくめのフィリピン留学ですが、注意するべきこともいくつかあります。
治安
一言で言えば、「命の危険はほぼないが、小さな被害に遭う可能性がある」です。
観光客や学校の生徒がよく遭う被害が窃盗です。
地元のバスやレストランで、携帯やタブレット、財布を盗まれるという話をよく聞きました。
これはセブ島だけではありません。他の場所でも同じです。
外出するときは、バッグを前掛けするなどして、できるだけ自分の所持品に注意を払いましょう。
ゆるい学校にはモチベーションが低い生徒が多い
フィリピンの語学学校には、色んな国から生徒が来ます。
中には、10代後半の学生で、親に無理やり送り込まれた子たちもいます。
そういう子たちは、あまり真面目に勉強しません。いつも眠そうにしていたり、宿題をまったくしないなど、モチベーションは低いです。
真面目な勉強環境を求めている方、まずはスパルタの学校を選びましょう。
そして、できるだけその学校の上級クラスに入りましょう。
学校にもよりますが、月に1度昇級テストがあります。それを確実にクリアして、できるだけ上のクラスに上がって勉強することをオススメします。
まとめ
フィリピン留学で大事なのは、どんな過ごし方をするか、だと思います。
自分の目標が明確で、それに見合った学校を選び、真剣に勉強すれば、ほんとうに大きな効果を得られます。
たった数ヶ月、日本語なんて忘れてもいい!英語に人生をくれてやる!
そのくらいの勢いで勉強しましょう!
「気づけば英語で考えてた!」という感動がかならず味わえます!