留学したけど辛い、挫折しそう…経験者が直面した4つの原因と対処法

楽しいことばかりではない留学。辛いことや挫折して逃げ出したくなることも出てきますよね。

短期留学でも、長期留学でも、ほとんどの人に訪れてくる“ホームシック”。

せっかく留学したけど、友達もなかなかできないし、勉強も上手くいかない。。

もう辛いし、日本に帰りたい!

私は10日間、1ヶ月、1年以上の留学を経験していますが、たとえ短くても必ずホームシックに悩まされました。しかも、突然やってくるのです。

日中は友達やステイ先の家族と仲良く気丈に振る舞っていても、毎晩夜泣いているという事が数日間続きました。

長期留学の時は、だいたい1〜3ヶ月くらいすると生活にも慣れてきます。

それまでの日々は目まぐるしく、初めてのことばかりの毎日。何か1つでもできるようになることが嬉しくて、”心に余裕”がない中でも充実した日々を送れます。

しかし、慣れてくると通勤・通学ルートも慣れてくるし、だんだんと滞在先でのルーティーンが出来てきます。すると、何かを考えるという”心の余裕”も出てきます。

いい時は、色々な楽しいアイディアが生まれてきますが、気分が乗らない時は不安なども現れてきて、それがホームシックへと繋がります。

そこで、今回はそんな心の問題と向き合うべくその原因と、対処法についてお伝えします。



留学中の辛い要因①:環境の変化

自分の慣れない土地にやってきて、しかも誰も頼る人がいない中で頑張ってきたのです。

自分で選んだことだから、ずっと夢だったことだから、と気を張っていることと思いますが、身体も環境の変化に付いていくのに時間がかかります。

自分が思っているよりも身体は正直で、ずっと大きな負担を背負っているのです。

対策:

まずは、自分が今まで頑張ってきて、その地に適応しようとしていたことを認めてあげましょう。

そして、少しルーティーンを変えてみる。日本が恋しくなったら日本食屋さんに行ったり、日本語に触れることも大切です。

インタ−ネットで日本の動画やニュースをみることも良いかもしれませんが、一人でいると気が滅入るので、誰かと一緒に過ごしましょう。

留学中の辛い要因②:家族や恋人と離れている

私はずっと実家暮らしで、1週間以上も家族と離れる事は、留学が初めてでした。

最初はわくわくでいっぱいだったけれど、行ってみると掃除・洗濯・食事、家事のすべてを慣れない海外でやらなければいけなくなることは想像以上にとても大変です。

『会える時にいつでも会える』そんな環境がとても恋しくなります。

学校・仕事から家に帰り、何気ない話をする相手がいないこと。

出かけるときの『いってらっしゃい』、帰ってきた時の『ただいま』『おかえり』、そして朝の『おはよう』、寝る前の『おやすみ』…

対策:

私は、できるだけ”笑顔”で過ごすことにしていました。これに気づいたのは、自分が最近笑っていないと鏡を見て発見したからでした。

一緒に笑い合える仲間を見つけて、沢山笑いましょう。もし、まだ友達が出来なければ、スーパーやカフェの店員さんとでもいいので、笑うことを意識しましょう。

私は、自分のペースを作るのにとても役立ちました。

留学中の辛い要因③:理想と現実のギャップに気づく時

自分が今まで一生懸命目標としてきた『留学』をしているけれど、これがスタート地点であることに気づく時も来るでしょう。

自分が理想としていた、思い描いていたことと、今の現実が違うことのギャップが大きくて焦りや不安が芽生えます。

対策:

今の自分がやれる範囲で十分頑張っていることを認め、褒めてあげることが大切です。

このギャップが大きいほど、ダメージが大きく、うつ状態になってしまうこともあると思います。

それを回避するには、『自分は今、これだけ頑張っているんだ』とこれ以上の頑張りを求めないことです。

そして、ちょっとしたことを毎日積み重ねることで、日々が楽しくなっていきます。

ポイント①小さな目標を立ててみる。

『毎日学校に行く』『遅刻しない』『毎日10分でも復習する』『朝6時半に起きる』

…無理のない範囲で毎日できそうな目標を決めて行っていきます。でも、出来なくても焦らないこと。

ポイント②To Do Listを作る

私は手帳のマンスリーページに、今月やるべきことを書いています。

『家賃を支払う』『家探しを始める』『〇〇さんに連絡』『病院の予約をする』

終わったら☑する。そうすることで、小さなことがどんどんできていることが目に見えるし、自信にもつながり、焦ることも減ります。こうやって少しずつ最終目標へと近づけていけばいいのです。

留学中の辛い要因④:目的を見失ってしまった

これは、特に長期留学中に多く起こることだと思います。

理想と現実のギャップを感じた後に、目標設定がうまくいかないと、自分の留学していた目的をも失ってしまうことがあります。

また、留学中にある程度の目的が達成してしまった後にも、次の目的が見つけられなくて苦しむことがあります。

私も、『とりあえず色々なことに挑戦しよう』と始めはあれこれ試していたのですが、ある程度の事をやり終えた時に、パッションがなくなってしまいました。

『自分は何をしにここに来ているのか』『これから何をしたいのか』という事がわからなくなってしまったのです。

対策:

何もしない日があっても良い。そう思いましょう。

可能であれば、旅をする。近場で良いのです、電車やバスで知らないところに行ってみたり、行きつけのカフェに行くこともいいです。

とりあえず、頭を空っぽにしてリセットしてみるのです。そうすると、いつの間にか新しいアイディアが浮かんだりするものです。

さいごに

留学は多くの人が夢や目標を持ってやってきますが、それに打ちひしがれてしまうこともあるでしょう。そんな時に心に黒い影がかかってきます。

でも、それは自分だけではないのだということを知ることが、まず支えになってくれるはずです。

一人で抱えることが一番つらくて大変なことです。家族や友達に相談しましょう。一番効果的なのは、留学先で自分よりも滞在経験が長い方に相談することです。

必ず、その方にもこのような大変だった過去があり、そして乗り越えているので有意義なアドバイスをもらえること間違いなしです!

これを乗り越えれば、晴れやかな未来が待っています、頑張ってください。