「That’s it」の意味とは?ネイティブが日常でよく使う5つの使い方

海外に出て、実際に使われている英語を耳にすると「そんな表現、学校で習ったことないよ~。」と思う事ってよくあります。

私も留学1年目は、ネイティブの方が使うスラングや口語的な英語を覚えるのに必死でした。(涙)

今回は、そんな日常会話でもよく使われる「That’s it」というフレーズについて、意味や使い方をご紹介していきます!



「それだけ」という意味での使い方

「That’s it」というフレーズは場面によっていろんな使い方ができます。

まずご紹介するのが「それだけ」という意味で使う場合。

例えば、久しぶりに会った友人との会話で、

Hey, how have you been?

元気してた?

I’m alright. I actually broke up with Mike but I think it was a good decision.

まあなんとかね。実はマイクと別れちゃったんだけど、いい決断だったと思ってるわ。

Oh no. I’m sorry to hear that. What else is new with you?

そうなんだ。それは残念だったね。他に変わったことは?

That’s it from me. How about you?

それだけかな。あなたの方は?

なんて感じで、「That’s it from me」という事で「私についてはそれだけよ。」なんて意味で使ったりします。

また、授業の終わりに先生が、

Do you have any question? If not that’s it for today.

何か質問はありますか?なければ今日はここまでです。

何て言ったりもしますよ。

「まさにその通り!」という意味での使い方

話している相手に共感する時に、「まさにその通り!」なんて言ったりしますよね。

そんな表現を英語でする時には、

Did you watch the soccer match today? The goal keeper made an amazing save!

今日のサッカーの試合みた?ゴールキーパーがマジですごかったよね。

That’s it! It was really good one!

それな。(まさにその通り!)めっちゃすごかったよね。

なんて感じで、教官の気持ちを表すことができます。

また、お店に行って、モノの名前をど忘れしてしまって、店員さんに聞くときにも、

Do you know the thing…..you know the thing you use when you mix cake butter?

How do you call that….?

あの~、ケーキを作る時に混ぜるヤツあるじゃないですか?なんて言うんでしたっけ?

Oh you mean whisk?

あー、泡立て器の事ですか?

That’s it! Thank you. Where can I find it?

それそれ!ありがとうございます。どこにありますか?

なんて感じで使ったりもできます。

「それそれ!」と思ったら、使ってみましょう。

「以上です」という意味での使い方

海外旅行などで気軽に食事ができる所と言ったら、ハンババーガーやピザなどのファストフードレストランですよね。

メニューもなじみがあるものが多いので、旅行の際によく利用するという方も多いのではないでしょうか。

そんなファストフードレストランでは、オーダーが終わった後に店員さんが、

Anything else?

他にご注文はございますか?

とか、

Is that all?

以上でよろしいですか?

と聞いてきます。

その質問に答える際に、

That’s it.

以上です。

と答えることができます。

他にも「That’s all.」「それだけです。」とか、「That’s it for now.」「とりあえずそれで。」なんていう表現も使えますよ♪

「それだけ?」と聞き返す時の使い方

「それだけの材料でこんなおいしいものが作れるの?」とか、「それだけで痩せられるの?」なんて感じで、「それだけ?」とビックリすることってありますよね。

そんな時には、

What is your secret of beauty?

美容の為にしてることってある?

I’m not doing anything special but I’m trying to sleep by 9pm.

そんなに特別なことはしていないけれど、夜9時までには寝るようにしてるかな。

That’s it? You must be kidding me! Tell me the real secret!

それだけ?うそでしょ?ホントの秘密を教えてよ!

とか、

What is in this soup? It’s so delicious.

このスープ何が入ってるの?めっちゃ美味しいんだけど。

I used some onion, cabbage and tomato.

玉ねぎと、キャベツとトマトが入ってるよ。

That’s it? So easy!

それだけ?めっちゃ簡単じゃん!

なんて感じです。

「それだけなの?」と驚いた時に使ってみたい表現です。

怒った時に使う「That’s it」

恋人とケンカした時や、子どもを怒る時などに、「そこまでよ!」とか「いい加減にしなさい!」なんて言ったりしますよね。

英語では「That’s it」を使って表現します。

Hey guys, that’s it! If you don’t stop fighting I won’t give you dinner tonight!

もう、いい加減にして!ケンカをやめないなら、夕飯抜きだからね!

とか、

That’s it! I can’t do this anymore.

もうこれまでよ。これ以上は限界。

We can’t be together.

私たち別れましょう。

なんて感じで使われたりします。

この表現に似たフレーズとして、「That’s enough!」「もうたくさん!」とか、「This is it!」「これでおしまいよ!」なんていう表現もあります。

ちょっとだけニュアンスは違いますが、怒っている時や別れを告げるときなどによく使われる表現です。