英語で何かを断るときに「No thank you」と言っていませんか?
もちろん間違った表現ではないですし、良く使われるフレーズではあります。
ですが、他にもいろんなバリエーションを覚えて英語の幅を広げましょう。
今回は英語で「結構です」と言いたいときの5つのフレーズをご紹介します。
目次
ネイティブのように断るなら「I’m ok. / I’m fine. / I’m good.」を使ってみよう
ネイティブが良く使うフレーズが、この「I’m ok. / I’m fine. / I’m good.」という表現。
「結構です。大丈夫です。」と言いたい時に使うことができます。
使い方の例としては、
ピザ一枚食べる?
「No, I’m ok.」
いいえ、結構です。(大丈夫だよ。)
今夜映画見に行くんだけど、一緒にどう?
「No, I’m good.」
いや、いいや。(遠慮しとく。)
と言う感じになります。
日本語でも、「あ~いいや。大丈夫。」と言うのと同じですね。友達同士や会社の仲間、レストランの店員さんなど、誰にでも使えるフレーズなので、覚えておくと便利ですよ。
より丁寧な表現にするなら、感謝の言葉を付け足そう
丁寧に断りたいときには、「Thank you」などの感謝の言葉を付け加えることもできます。
例えば、
ビールはいかがですか?
「Thank you, but no thank you.」
ありがとうございます。でも、結構です。
と言うことができますし、よりネイティブな表現を目指すなら、
もう一杯コーヒーお飲みになりますか?
「That’s very nice of you, but I’m fine.」
聞いてくれてありがとう。でも大丈夫です。(結構です。)
となります。
ありがとうの言葉を付け足すだけで、断るときも優しく聞こえますよ。
カジュアルに断ろう「I’ll pass.」
友達の間でよく使われるのがこの「I’ll pass.」というフレーズ。
日本語でも、「今日はパスしとく~。」と言ったりしますよね。英語でも同じで、
ねえねえ、今夜ごはん行かない?
「Umm, I’ll pass. 」
うーん。今日はパスしとく。(やめておく)
というように使うことができます。
Noとは言わずに、「やめておく」と言うことで、遠回しに相手の提案をお断りすることができるフレーズです。
ハッキリ断りたくないときは「Maybe later」
「Maybe later」も良く使われるフレーズ。「多分後でね。」と言う意味になります。
相手を思っての優しい表現ではありますが、時と場合によっては、相手を混乱させてしまうこともあるので注意が必要。
私もオーストラリアのレストランで働いていた時に、
「Would you like some tea?」
お茶はいかがですか。と聞いた時に、お客様が、
「Maybe later.」
「多分後でね。」と言われて、
ずーと待っていたのに、そのままお茶は頼まずに帰っていってしまったことがあって、「後で。と言っていたのに。」と思ったことがありました。
後になって、これはそういうフレーズであることが分かったのですが、ネイティブではない人にとっては、まぎらわしい表現ではありますね。
ただ、ストレートに断りたくない気持ちの伝わる優しい断り方ではあります。
理由を付けてお断りしてみよう
ストレートに断りたくない時には、理由を説明するという方法もあります。
例えば、ホストファミリーと夕食を食べている時に、
もっとスープはいかがですか?
「Thank you but I had enough.」
ありがとうございます。でも、十分いただきました。
とか、
あなたあんまり食べてないじゃない。私のタマゴサンドちょっと食べる?
「Thank you but I’m allergic to eggs.」
ありがとう。でもタマゴアレルギーなんだ。
というふうに、「No」と言う言葉を使わずに断ることもできます。
日本人の留学生の中には、ホストファミリーに「No thank you」と言うのが気が引けてしまうという方もいます。
ですが、食べられないものを無理して食べたり、嫌なことを無理してすることはありません。
しっかり理由を伝えて、丁寧にお断りすれば、失礼になることはないので大丈夫ですよ。
まとめ
- ネイティブのように断るなら「I’m ok. / I’m fine. / I’m good.」
- より丁寧な表現にするなら、感謝の言葉を付け足そう
- カジュアルに断ろう「I’ll pass.」
- ハッキリ断りたくないときは 「Maybe later」
- 理由を付けてお断りしてみよう
英語にはストレートな表現が多いのですが、何かを断る時などは、相手を傷つけないように遠回しに言ったり、言葉がきつくなり過ぎないように話すこともあります。なんだか日本語と似ていますよね。
いろんな「結構です」というフレーズを覚えて、自分らしい英語を話せるようになりましょう!