あなたは”that”について、どんな印象を持っていますか?
英会話や英語の勉強をしていて、”that”がよくでてきますよね。それだけ、”that”は使える単語だということです。
私は、大人になってから英語を勉強し直していますが、学生の時には気づかなかったことがたくさんあって、特に”that”に関しては『thatってこんな使い方があるんだなぁ。知らなかった!』と感心させれています。
あなたも、”that”を使いこなしてネイティブにどんどん近づいていきましょう。
目次
thatの勉強で押さえておきたい4つの使い方
私の中では、”that”の使い方でメジャーな使い方とマイナーな使い方と分けて覚えています。
ここでいうメジャーというのは、英文法を勉強していて必ず出てきて頻繁に使われる”that”のことです。
それに対して、マイナーな使い方の”that”は知らなくても会話できるけど知っていたら英会話の幅が広がる”that”で、学生の時はこういう使い方をすると私的に気づいていなかった”that”です。
まずは、押さえておきたい私的メジャーなthatから、ご紹介しますね。
代名詞の使い方
中学英語の最初に習う”that”です。That is a tree.(あれは、木です)1番分かりやすいthatの使い方だと思います。
『それ』と訳す使い方は、少し注意が必要かもしれません。英会話では、『それ』の意味で使うこともよくあって、That’s right!(そのとおり!)とか、That sounds good.(それはいいね)など、決まり文句のように使ったりもします。
英会話でよく使う相づちなので、覚えておくと便利です。
形容詞の使い方
「あの、その」の意味で名詞の前にくる形容詞の”that”です。
例えば、That boy is my son.(あの少年は、私の息子です)という感じで、この使い方も中学英語の最初の方で習う分かりやすい使い方だと思います。
接続詞の使い方
動詞に対する接続詞に使われる接続詞の”that”です。
I think that you’re young.(あなたは若いと思います)とか、
I know that she is busy.(彼女は忙しいのを私は知っています)
主語+動詞に対してその後にくる主語+動詞を接続する”that”で、最初にくる動詞は、言ったり思ったりする意味を持つ動詞、例えば”think”とか”know”、”believe”など接続詞として”that”を使う動詞は限られているのがポイントです。
そして、この”that”は省略されることが多いのも特徴的です。
関係代名詞の使い方
”that”の前にくる言葉(先行詞といいます)を詳しく説明する時に”that”で繋ぐ感じで使います。この使い方を関係代名詞といいます。
The woman that was dancing was cool.(踊っていたその女性は、カッコよかった)とか、
The chocolate that my mother gave to me was delicious.(私の母がくれたチョコレートは、美味しかった)といった感じです。
また、先行詞が人+物の2つの場合も”that”を使います。
I checked the people and things that I like.(私が好きな人や物を調べた)
疑問詞”Who”や”Which”の後に関係代名詞として”that”を使うこともできます。
Who that plans to do housework can go on a trip next week?(家事の予定がある人で誰か来週旅行に行くことができますか?)
私が感心した”that”の4つの使い方
英語を勉強するまで、”that”がこのような使い方ができることを知りませんでした。思わず感心してしまった”that”の使い方をあなたにご紹介したいと思います。
こういう使い方ができるんだという新しい発見でした。英語学習の中級から上級の使い方です。英語って本当に奥が深いなぁと感じました。
■on that
「それに関して」という意味で、”on that day”で「当日、その日に」と訳します。On that day, she didn’t come to the party.(当日、彼女はパーティーに来なかった)
■so that
構文として使われます。「〜のため、〜なので」という意味で、文と文の因果関係を表すのに使います。The wall broke, so that I couldn’t live the house.(壁が壊れたため、私は住むことができなかった)
■in that
「〜であるから、〜という点で」と訳します。格式のある表現で使われます。I like her in that she is cute.(私は彼女が可愛いから好きだ)
■I’m glad to hear that.
嬉しくなることを聞いた時、”it”ではなく”that”を使います。ネイティブの友達と英会話している時によく使います。「How are you?」「I’m good.」「I’m glad to hear that.」という会話をいつもの決まり文句のようにしています。嬉しいことを聞いた時に必ずと言っていいぐらい頻繁に使っています。とても、便利な定型文です。
thatの使い方は基本から応用まである奥深い単語だ!
あなたも”that”の新しい発見ができたのではないでしょうか?
私は、”that”は奥深い英単語だと思います。使い方次第で意味が全然変わってしまう。「あれ、それ」の意味で使っていたかと思ったら、接続詞になったり関係代名詞で使ったり相づちのような使い方もできるし。こんなに七変化する英単語が他にあるかな?と思ってしまいます。
この使い分けができれば、また一歩ネイティブに近づく英会話が身につきます。少し難しい”that”の使い方があると思いますが、ぜひ勉強して使いこなしてネイティブな英語・英会話を身につけてくださいね。