「I gotta」の意味と正しい使い方は?文法的には間違いだって本当?

「I gotta」の意味は?使い方は?

この「I gotta」は、海外経験のある英語の先生だったら教えてくれたかもしれませんが、学校の英語の授業では習いません。

なんとなく聞いたことがあるけど意味と使い方が分からない、という人も多いと思います。

しかしひとたび海外に行って現地の人と話をしたり、留学したり、海外から来た人と友達になったりすると必ず聞くフレーズです。

なぜよく使われるのに学校では習わないのでしょう。

それは「I gotta」が口語だからです。オフィシャルな場で使われることはありません。

そんな少し複雑な「I gotta」の意味と使い方、きちんと言う場合の表現、また「I gotta」に似た短縮形の別のフレーズとその単語の意味と使い方について今回は紹介していきます。

口語をネイティブと同じ感覚で使うにはなかなか時間がかかりますが、怖がらずたくさん使って練習していきましょう。



「I gotta」の意味と使い方は?口語を使えるようになろう!

「I gotta」の意味は、「私は〜しなくてはいけない」です。

もちろん主語を「I」から「You」に変えれば「あなたは〜しないといけない」となります。

転じて、「〜したほうがいい」といった意味にもなります。

ただしくだけた口語なので、フォーマルな場では使用を控えてください。

使い方は、「I gotta」の後に動詞の原形をつけるだけです。あとは動詞の後に色々加えて文を作れば完成です。

言葉ではわかりにくいので、実際に例文をいくつか紹介します。

・私もう行かなきゃいけないの。

「I gotta go. 」

・もっと強くならなきゃ。

「I gotta be tough.」

・試験があるんだから勉強したほうがいいよ。

「You gotta study for the exam.」

・行くよ!

「We gotta go!」

「I gotta go. 」はよく聞くフレーズですね。

ただアメリカ英語なので、イギリスやオーストラリアではあまり聞かないかもしれません。

帰るとき、家を出るとき、「もう行かなきゃ!遅れちゃう!」といった感じで急いでいるときにもよく使えます。

カジュアルな場、友達との会話の場では出現頻度がとても高いです。

もう行くよ、なんて言いたいときにも「We gotta」を使って表現することができます。

「I gotta」を省略せずにきちんと言うとどうなる?

「I gotta」は「I have got to」「I got to」が省略された形です。

そもそも「〜しなければならない」と言うときの正式な表現は「I have to」になります。

会話の中ではくだけた表現としてよく使われていますが、「I gotta」は文法的には間違いなんです。

またほぼ同じ意味の「Must」も使うことができます。

ここではきちんとした場で「〜しなければならない」と言いたいときの例文を紹介します。

・もう行かなくてはいけません。

「I have to go.」

・彼はその会議に出席しなければいけない。

「He has to attend the conference.」

・この報告書を今日までに仕上げて。

「You must finish this report today.」

・私は勉強を頑張らなくてはいけない。

「I must study hard.」

上の文章は、カジュアルな場なら「I gotta」に置き換えて大丈夫です。

「Have to」と「Must」は厳密には異なっていて、「Have to」は「(必要性や依頼があって)〜しなければならない」、「Must」は「(自分の考えで)〜しなければいけない」となります。

特に「Must」を相手に使うと、かなり強めの勧め方か命令になってしまうので注意してください。

正式な場でもカジュアルな場でも「Have to」と「Must」は使えるので覚えておきましょう。

「Gotta」の他にもある似た短縮系「Gonna」と「Wanna」

短縮された形の口語で有名なのが、「I gotta」の他に「I gonna」と「I wanna」です。

「I gonna」は「I am going to(〜するつもりだ)」、「I wanna」は「I want to(〜したい)」の短縮形になります。

こちらはアメリカに限らずよく使われる表現になりますので、「I gotta」とセットで一緒に覚えてしまいましょう。

短縮形の形で例文をいくつか紹介します。

・寝るね。

「I gonna go to sleep.」

・将来は先生になりたい。

「I wanna be a teacher in my future.」

・明日は映画を観る予定。

「I gonna watch a movie tomorrow.」

・新しいのが欲しいな。

「I wanna get the new one.」

使い方も「I gotta」 と同じように、動詞の原形を直後につけるだけです。

海外で生活しているとほとんど短縮形で話すようになります。

個人的なことで「〜したい!」なんて言うときには上司や先生でも短縮形を使って話すこともあります。

まとめ

今回は「I gotta」の意味と使い方、その他の短縮形についても紹介しました。

  1. 「I gotta」は「私は〜しなければならない」
  2. 「I gotta」は「I have got to」の短縮形
  3. 「I gotta」の他にもある短縮形「I gonna」と「I wanna」

カジュアルな英語というのは、友達や初対面の人と話す上で使うことができるととても役に立ちます。

しかし、いざ話すとなって足りないのは英語力よりも話す内容やボディランゲージなどのコミュニケーション力ということがあります。

勉強すれば伸びるというわけでもないので難しいものではありますが、そちらに一度焦点を当てて練習してみるのもかなり力になると思います。