TOEIC800点の大台を突破!社会人の私でもできた超効率的な勉強方法

TOEICを受ける多くの人は、その先に明確な目的があるはずです。

「就職」、「留学」、「転職」、「昇進」・・・

そして英語学習者にとっては、「腕試し」、「向上心」、「モチベーション維持」、「自信」となります。

いずれの人にとっても、TOEIC800点台は、「英語ができます」と自他共に認められる大台といっていいでしょう。

800点以上の取得者は日本国内では、全受験者数の約15%程度と言われているので、目指すには高き壁となります。

私の場合も同様で、学生時代から定期的にTOEICを受けてはいましたが、長い間650〜730点付近をうろうろしていました。もはや勉強方法も分からなくなり、すっかりスランプに陥ってしまいました。

そこから、どのようにして800点を超えたのか、ご紹介したいと思います!



社会人こそ点数が上がるチャンス!

転機は、社会人4年目に日系企業から外資系企業に移った頃でした。

忙しくてテストの勉強をする時間も気力もない!

しかし、勉強時間が減ったにも関わらず、なぜか点数は上がってきたのです。

これはどういうことでしょうか?

私はこの3つの理由があると思っています。

①英文を読むことに、目や頭が慣れた。

自分が求める、求めないに関わらず、毎日英文のメールや資料が目の前に置かれるので、否応なしに読むことになります。しかも、ただ読むのではなく、自分にミッションがその中に書かれているので、やはり集中して読むことになります。

そして「よく分かりませんでした。」では済まないので、何度も繰り返して、わからないところがなくなるまで読まなくてはなりません。

「英文を読むことに慣れる」、「ミッションを探しながら、集中して読む」、「繰り返して、分からないところがなくなるまで読む」という、勉強のポイントを知らず知らずにおさえて行っていたのです。

②問題に出てくる形式のメールや書類を、実際に見る機会が増えた。

TOEICの長文問題では、仕事上でのやり取りのメールや、書類などが多く扱われています。学生の時には、問題の英語自体は訳せても、その状況がなかなか想像できなくて理解に時間がかかってしまったのです。

それが、実際に仕事上で英語のメールや書類を処理するようになり、そのやりとりやフォーマットが、実感として理解できるようになってからは、問題の理解スピードも上がりました。

つまり「実際にメールや書類のやり取りを行う」、そして「メールや書類のフォーマットに慣れる」ということが、問題を解く上でも重要であると知ったのです。

③社会生活での経験が増えた

これは、問題の中に出てくるシチュエーションを、実際に経験したということです。

例えばリスニングで、「以前購入した製品が壊れてしまった。保証期間が切れて数日後のことなので、どうにかしてほしい、と店にクレームをつける客と店員の会話」の中で、店員はどうしたか?という問題があった場合。

学生の時にはクレームなどつけたことがなかったので、会話は聞き取れるが、その問題自体が想像できずに、問題文も一字一句漏らさず聞かなくてはなりませんでした。

しかし、社会人になって図々しくなり、このような場面に実際に遭遇したことがあったため、店員がどのような対応をするか、何パターンが頭に浮かんでくるものなのです。

それが「問題の答えを想像できる」という強みになります。

(ちなみにこの問題の答えは「他の商品の割引券をくれた」というものでした。)

社会人が陥りやすい弱点とその攻略法とは!?

社会人になり、外資系に勤めれば全てが上がるのかといえば、それは違います。

逆に落ちてしまった能力もありました。

それは、「語彙力」と「文法力」です。

仕事上で使う英語は大体決まってきます。

文法が間違えていても、相手が推測して読んでくれさえすれば、完璧でなくても仕事は進めることができたのです(あくまでも、私の場合です)。

新しい単語や文法が増えるどころか、忘れていく、という弊害が出て、TOEICの項目別正答率では、明らかにこの部分が足を引っ張っていました。

こういう時、どうしたらいいでしょうか?

単語帳をひたすら覚える?

文法書を引っ張り出して、全部見返す?

残念ながら、当時仕事に追われる私には、それをやる気力、体力がありませんでした。

そこで、やったことはこちら。

「手持ちの問題集を使い倒す」

ということでした。

問題を解いて、時間配分をチェックすること。

リスニングもリーディングも、問題が始まる前に、質問と選択肢を確認すること。

このテクニックを身につけるには、問題集で十分。

そして、

「問題中で間違えた箇所や、知らない単語をピックアップして、調べること。」

これが、単語帳と文法書の代わりです。

知っていることを1からやることはない。

自分で間違えたものだけを調べる、というやり方が一番頭に残ると思ったからです。

こうして、1冊の問題集はただの問題集から、無駄のない単語帳と文法書へと変身しました。

まとめ

  1. TOEICは学生時代から受け続ける!
  2. 社会人の日々の仕事がテスト勉強になる!
  3. 問題集だけで弱点は克服できる!

私は、TOEICはあらゆる意味で「実践」だと思っています。

問題文も、会話文も、実生活に基づいて作られています。

先の、社会人になって点数が上がったというのも、「実践」の場面が増えたからだと思います。

だから、TOEIC800点を目指す勉強方法も、まずは「実践」からやってみましょう!