数年ほど前から、「バイブス」という言葉が、日本の若い人の間で使われるようになりましたよね。
「バイブス上げてこう。」とか、「バイブスやばい。」なんて感じで使われていて、流行り言葉にうとい私は「どうゆう意味なんだろう?」って感じでした。(笑)
そんな「バイブス」という言葉、英語の「Vibes」から来ている言葉なんです。
今回は、その「Vibes」という英単語の意味や正しい使い方について解説していきます!
「Vibes」ってどうゆう意味?
「Vibes」は、「雰囲気」とか「フィーリング」なんて意味のある言葉で、スラングとしてよく使われます。
「Vibes」のもとになっている単語は「Vibration」という言葉で、この言葉には「振動」とか「揺さぶる」なんて意味があります。
そこから、感情が揺さぶられる時や、人や状況から感じ取る雰囲気などを表す時に、「Vibration」を省略化した「Vibes」が使われるようになっています。
「Vibes」はどうやって使う?
ギャル語っぽい「Vibes」ですが、英語でも日本語と同じような使われ方をします。
例えば、音楽の話をする時に、
アリシア・キース好き?
Yeah, her music has a vibe.
好きだよ。彼女の曲って雰囲気あるよね。
とか。
物件探しをしている時に、
今日見に行った家どうだった?
I felt a good vibe.
いい感じだったよ。
I felt negative vibe, let’s keep on looking.
あんまり気に入らなかったな。まだまだいくつか見ていこう。
なんて感じでよく使われます。
「Good vibe」と言う事で、「良い雰囲気」とか「いい感じ」なんて意味になり、「Negative vibe」と言う事で、「良くない雰囲気」とか「嫌な感じ」と言った意味で使えます。
ギャル語で使われる「バイブス」では、「気分が上がる」なんて時に使われますが、実際の英語では、気分が上がる時だけでなく下がる時にも使われますし、対象も人だけではなく場所や状況の雰囲気などにも使われることがありますよ。
また、「Vibes」は人の性格を表す時にも使うことができ、
私はパムと一緒に働くのが好きなんだ。彼女ってめっちゃポジティブじゃん。
なんて感じです。
「Full of positive vibes」と言う事で、「ポジティブな雰囲気に満ち溢れている」といった意味になっています。
その人の人柄がよく表せる表現ですよね。
この表現は、
彼女は活気に満ち溢れています。
と同じような意味で、この文章では「Vibes」の代わりに、「活気に満ちた」という意味の「Vibrant」という言葉が使われていますが、「Vibes」を使う事でより口語的な感じになりますよ。
「雰囲気」や「フィーリング」を表すいろんな表現
Feeling
「Vibes」と同じような意味のある言葉に、「Feeling」という単語があります。
日本語でも「フィーリングが合う」とか「フィーリングが良い。」なんて感じで使われることもありますよね。
そんな気分や感情を「Feeling」を使って表すには、
面接どうだった?
It was great. I have a good feeling that I’ll get the job this time!
良かったよ。今回は仕事をゲットできる感じがするんだ。
なんて感じで使えますよ。
Atmosphere
雰囲気という意味なら、「Atmosphere」という単語も使えます。
英語の授業でスペルが難しかった単語のひとつでもありますよね。(笑)
なんでいつもあのカフェに行くの?
I like the atmosphere of the café.
あのカフェの雰囲気が好きなんだ。
なんて感じです。
もちろん
と「Vibes」に置き換えることもできますが、「Atmosphere」を使った方がフォーマルな印象を与えられますよ。
Mood
「気分」や「気持ち」、「雰囲気」などといった意味のある「Mood」という単語。
この単語を使って気持ちや雰囲気を表す際には、
今彼女と話せると思う?
I don’t know. She just broke up so she is in a bad mood.
どうかな?彼女別れたばっかりで、不機嫌になってるから。
なんて感じです。
こちらも「Vibes」に置き換える場合は、
今は話さない方がいいかもだよ。彼女嫌な雰囲気を醸し出してるからさ。
なんて感じで表現することもできます。
どちらを使っても間違いではないので、いろんな表現を試してみるのもアリですね。