英語の基礎的な文法の中でも比較的簡単なのが今回教える「命令文」です。
主語とか動詞とかと違って「〜文」ってなってるから、「あれ、どうなのかな?どんな感じなのかな?」と思う人もいれば、「命令文だから何かを命令するんでしょ?」と思う人もいると思います。
今回はとってもシンプルで簡単な命令文を例文と共に解説していきます!
命令文とは?
命令文というのはそのままの通り、相手に対して「〜して」と命令するように言う表現方法です。
命令文がどうして簡単かと言うと、特別な動詞の変化やルールがないからです。
基本的な命令文というのは
と、このように動詞が前にきます。
これはもともと前に「You」が付いていて、
のYouが抜けただけであって、誰に向けて言ってるのか分かりきってるからわざわざYouを付けなくてもいいんです。
他にも例文をあげてみます。
などなど、命令文の仕組みは分かりましたか?
主語がなく動詞から始まるだけです。とっても簡単ですよね^^
否定命令文は「Don’t」を付け足すだけ!
先ほどの命令文は動詞を前に持ってきましたが、否定命令文になると、もちろん「否定=No」しないといけないので、動詞の前に「Do not (Don’t)」が付きます。
例文
このように否定的に命令する場合は動詞の前に「Don’t」を付け足すだけなので、こちらもとっても簡単で覚えやすいですね^^
でも中には「〜して」とか「〜しないで」って命令するのは強すぎるから、もう少しやんわりと言いたい、という人もいると思います。
そんな命令文を柔らかく言う方法は、ある一つの単語を前か後ろに付け足すだけなんです!
強すぎず柔らかく命令する時は?
- 「〜して」って言いたいけど命令できる相手じゃない…
- 上から目線になりたくないからもう少し「命令」しすぎないように言いたい
と思っている人へ!
命令文を命令文じゃないような言い方をするのもとっても簡単で、これもある一語を付け足すだけで柔らかい命令文になるんです^^
それは「Please」。
他の英文の中でもpleaseが入っていることってありますよね。
例えば「Can I get a coffee, please? (コーヒーいただいてもいいですか?)」。
このようにpleaseを付けるだけでとってもかしこまった礼儀の正しい英文になります。
響きも全然違いますよね!
コーヒーショップなんかで飲み物を頼むときに、普通に「Can I get a coffee?」と言うのと、「Can I get a coffee, please?」と言うのでは、店員さんの反応が結構違ったりします(笑)
普通に言うと「Yeah!」や、「Sure!」「What size?」「Ok!」などの返答がきますが、Pleaseを付けると「Of course!」や「Absolutely!」などの返答がきます。
日本語で訳すと「かしこまりました」っていう感じかな?
基本的にフレンドリーなアメリカ人は「オッケー♪」という感じなので、「Absolutely!」とか言われるとこっちまで嬉しくなります(笑)
それほどPleaseがあるのとないのでは違うということです。
これを命令文に付け足すと、
こんな感じになります。前につけても後ろにつけても変わりはないので、気にしなくて大丈夫です!
命令される側はこれだと本当は命令されてるんだけど敬語だし丁寧だから「命令されてる感」がなくていいですよね!
誘い命令文は「Let’s」を付け足すだけ!
「〜して」とか「〜しないで」ではなく「〜しよう!」というパターンの命令文もあります。
これは「命令」っていう感じではないんですが、「〜するぞ」という誘って命令している感じです。
こちらも使い方は簡単で、「Let’s」を前に付けるだけです。
例文
逆に否定形もあります。
こんな感じです。「Let’s / Let’s not」を前に付けるだけなのでとても簡単ですね^^
まとめ
命令文がどんなものなのか分かりましたか?
命令文は複雑なルールがなく、動詞さえ分かっていれば考えずにすぐ使えます!
・ただ単に「〜して」と言いたいとき
→動詞を1番前に付ける。
・逆に「〜しないで」と言いたいとき
→動詞の前に「Don’t」を付ける。
・やんわりと丁寧に言いたいとき
→前か後ろに「Please」を付ける
・誘い命令したいとき
→前に「Let’s」を付ける
・逆に◯◯しないように言いたいとき
→Let’sの後に「Not」を付ける
こんな感じです!とってもシンプルで簡単なので命令文をマスターしましょう!