「昨日、高橋さん達と一緒にご飯食べてさ〜」なんて言いたい時あなたはすぐに英語にすることが出来ますか?
日本語で当たり前のように使っている言葉でも英語にすると混乱してしまうことってありますよね。
「〜達」というのはよく使う言葉なのでマスター出来ないと英会話でもとっても不便です。
苦手意識があると英会話でも積極的になれませんよね。
今回はそんな不便な思いをしなくて済むように「〜達」の言い方をスッキリ攻略してしまいましょう!
「〜達」の基本的なルール
結論から言ってしまえば日本語の「達」に当てはまる英単語はありません。
日本語は「名詞」プラス「達」で「〜達」と表すことが出来ますね。例えば「同僚」プラス「達」や「子ども」プラス「達」、「お父さん」プラス「達」など。
英語の場合は複数形にするか、その「達」が誰なのかを明記することで表現することが出来ます。例をいくつか挙げるので確認してみましょう。
◆同僚達 colleagues
(昨日の夜は同僚達と飲みに行った)
◆子ども達 children
(供達に宿題をさせた)
◆お母さん達 my mom プラス 〜達が指す人々
(お母さんと親戚の人たちが(お母さん達が)プレゼントをくれた)
だんだん分かって来ましたか?
英語の名詞は単数形と複数形で形が違います。基本的には単数形から複数形にするために「S」を付ければ良いのですが、単数形と複数形で全く違う形になる単語もあります。いくつか見てみましょう。
- Wife(妻)―Wives(妻達)
- Elf(妖精)―Elves(妖精達)
- Alumna(女性の同級生)―Alumnae(女性の同級生達)
- Alumnus(男性の同級生)―Alumni(男性の同級生達)
形の違う複数形はひとつひとつ覚えるしかありません。新しいものに出会うたびにメモしておくなどコツコツ覚えていきましょうね。
You(あなた・あなた達)について
英語では「あなた」と「あなた達」は全く同じ形になります。例えばyou are great と言っただけでは「あなたはすごい」なのか「あなた達はすごい」なのか区別がつかないということですね。
そこでネイティヴスピーカーはyouの後に単語をつけて、単数形のyouと複数形のyouを区別します。
(あなた達二人は素晴らしい!)
(みんなありがとう)
(みなさんこんにちは)
(そこの女の子達(あなた達)それ拾いなさい!)
またyouが単数形なのか複数形なのかは名詞から判断することが出来る場合もあります。
→teacherが複数形→あなた達は先生です
You are a teacher.
→teacherが単数形→あなたは先生です
Y’all という方言
実はアメリカ南部にはyou all(あなた達)を表す方言があります。それがこのy’allという表現。
アメリカ南部出身の人が使う場合もありますし、歌詞などで見かける場合もあります。
ネイティヴの間では、使うか使わないかは別にして殆どの人は知っている言葉だと思います。
(みんなコーヒーでも飲むかい?)
(みんな俺のとこ来て映画観ようぜ)
(よっ!)
(みんな元気してる?)
※この言葉は決して丁寧な印象のある言葉ではありません。ビジネスの場では使えませんので注意してください!
まとめ
「〜達」をそのまま英語に訳そうとすると、意外と難しいですが、今回のように単純に複数形にしたり「達」が指すものを明記すると簡単に「〜達」を表すことが出来ますね。
Youに関しては単数形と複数形が同じ形でややこしいですが、ネイティヴスピーカーの会話を聞いているとyouだけで複数形を表現していることはあまりなく、複数形の場合はyou guys, you allなど後ろに詳細を付け加えていることが多いと思います。
FishやSheepなど単数形と複数形が全く同じ形の単語もありますので、機会があったら一度自分で整理してみると良いかも知れません。それでは今回はこの辺で!