「リベンジ」を英語で言うには?日本語の意味とは違うから要注意!

日本で使われている英語を、海外で使ってみると、「それってどういう意味?」なんて聞かれてしまう事ってありますよね。

なぜか英語ではあるのに、日本では違う意味で使われている言葉って意外とたくさんあるんです。

今回ご紹介する「リベンジ」もそのひとつ!

英語での正しい使い方を覚えておきましょう。



「リベンジ」の本当の意味とは?

「リベンジ」という言葉って、どんな時に使いますか?

「餃子焦げちゃった。リベンジしてまた来週作るね。」とか、「今年の試合では良い結果を残せませんでしたが、来年またリベンジします!」なんて感じで、「またやり直す」とか、「再度チャレンジする」といった意味で使われることが多いですよね。

ですが、本当の英語の意味は全く違うんです!

英語では、「Revenge」(リベンジ)は、「復讐する」とか、「仕返しをする」といった意味があります。

ですので、例えば、「今年の試合では良い結果を残せませんでしたが、来年またリベンジします!」という英文を作る際に「Revenge」を使ってしまうと、

We couldn’t make it this year, but I will revenge next year.

今年は良い結果を残せませんでしたが、来年は復讐します。

となってしまい、ちょっと怖い感じになってしまいます。(笑)

ですので、「Revenge 」を使う際には、

I want to take a revenge for bullying.

いじめの仕返しをしたい!

It was an attack for revenge.

それは復讐攻撃だった。

なんて感じで使うことができます。

英語の「Revenge」は日本語の「リベンジ」とは意味が違うので、気を付けて使いましょう。

英語で「リベンジします!」ってどういったらいいの?

では、英語で、日本語の意味の「リベンジします!」と言うにはどうしたら良いのでしょうか?

「リベンジします!」には、「また挑戦します!」と言った意味があるので、

It didn’t work this time, but I will try again!

今回はうまくいかなかったけれど、また挑戦します!(またリベンジします!)

I will make it better next time!

次回はより良くなるように頑張ります!

なんて感じで言う事ができます。

最初の文は「挑戦」という意味の「Try」を使ったフレーズで、「リベンジする」と言いたいときにはこの表現が良く使われます。

2番目の文は「Make it better」で「より良くする」という意味があるので、「次回は今回よりも良い結果を残したい!」という気持ちも含まれている文章になっています。

また、「再挑戦」という意味の「Retry」を使って、

I burnt my dumplings but I will retry next week!

餃子焦げちゃった。でも来週また再挑戦しよう!(リベンジしよう!)

なんて言い方もできますよ♪

試合などにに負けた時に、「次回はリベンジするぞ!」という場合は、「次回は負けないぞ!」という意味で使われていますよね。

その場合は、

I will win next time!

次は絶対勝つぞ!

I won’t lose next time!

次は負けないぞ!

Next game will be mine!

次のゲームは僕のものだ!

と言う事で、「リベンジするぞ!」という気持ちを伝えられますよ。

いろんな言い方ができるので、言いやすいフレーズを使って見ましょう。

和製英語に気を付けよう

「リベンジする」という言葉もそうですが、カタカナ言葉や和製英語って普段何気なく使っていますよね。

私も留学する前は、「コンビニ行ってくる。」とか、「リバウンドしちゃった。またダイエットリベンジしよう!」なんて感じで何の抵抗もなく使っていました。

ですが、留学をしてみて気づいたのは、和製英語は英語ではないという事。(笑)

留学中、日本食レストランで働いていた時に、お客さんがほうれん草の巻き寿司を指さして、「これは何?」と言ってきました。

とっさに、「ほうれん草って英語でなんだっけ?ポパイ?」という言葉が頭をよぎり、「This is Popeye.」と言うと、「え?ポパイって何?」と言われてしまい、他のスタッフに「ほうれん草って英語でなんて言うんですか?」と聞くと、「Spinach(スピナッチ)だよ。」と笑われてしまうという苦い経験がありました。(涙)

カタカナ言葉や和製英語は本来の英語とは違った意味や、発音、そして英語だと思っていたのに英語にはそんな言葉が存在しないなんてこともあります。

ですので、英語で話す際は、和製英語に惑わされないように、「これって本当に英語かな?」と一度考えてから話すようにすると、間違った英語を使ってトラブルになるのを避けられますよ。