今回は”chill”という単語の意味と使い方について解説しますね。
英語にはスラングという言葉があります。日本語でいうとギャル語の様な流行語で一種の俗語です。
このchillという単語は本来の意味とスラングで使われる場合の意味と使い方が大きく変化する単語なんです。
本来の”chill”の意味と使い方、スラング的な日常会話での”chill”の意味と使い方を覚えましょう。
スラングを上手く使えるようになると、プライベートで知り合う外国人との距離も近くなって、外国人の友達ができるきっかけになるかもしれませんよ。
目次
chillの意味と使い方
chillという単語は、名詞・形容詞・動詞の使い方があります。
文章の前後や全体で、名詞なのか形容詞なのか動詞なのかを判断しなければいけません。
それぞれの使い方を説明していきますね。
名詞の場合の使い方
名詞の場合のchillの意味は「寒気・冷たさ」です。
使い方は、
(私は昨夜寒気を感じた)
また「ぞっとする思い」「冷淡」という名詞の意味があります。
形容詞の場合の使い方
形容詞の使い方は名詞の前につけて「冷えた〜・寒気のする〜・冷淡な〜」の意味で使われます。
例えば、
といった感じです。
動詞の場合の使い方
動詞の場合、他動詞の意味と自動詞の意味を持つのもchillの特徴です。
他動詞だと「〜を冷やす・〜をぞっとさせる・〜をがっかりさせる」という意味になります。
自動詞だと「冷える・寒気を感じる」という意味になります。
(あのアクシデントは私をぞっとさせた)
このように使います。
スラング的なchillの意味と使い方
chillという単語は色々な意味を持って使われる単語です。
日常会話では様々なシーンによって違った意味で使われますので、使い方を覚えましょう。
同義語と一緒に覚えると覚えやすいし、知識も増えていくのでおすすめの覚え方です。
relaxと同じ意味で使うchill
chillは、relaxと同じような意味合いで使われます。「リラックスする・くつろぐ・のんびりする」という意味です。
日常会話では、
(くつろいでるよ)
I’m chilling at my friend’s room.
(友達の部屋でくつろいでるよ)
このような感じで使います。
hang out と同じ意味で使うchill
この使い方の場合は、chill out という熟語で覚えましょう。hang out と同じ意味になります。
「(仲間と)遊ぶ・(仲間と)ダラダラ過ごす」まさに仲間同志での会話で使われるスラングな使い方ですね。
Take it easy と同じ意味で使うchill
命令形でもchillは使われます。そうすると Chill out!(落ち着いて!)という意味になります。
同じ意味の言葉としては、Take it easy! や Calm down! と同じ意味合いになります。
同じchill out でも、命令形なら「落ち着けよ!」という意味になり、普通の文章だと「(仲間と)遊ぶ」という意味になるので、日常会話で聞いたり使う時には、相手の話をしっかり聞いて判断する必要があります。
口調とか会話の流れを掴まないと勘違いしてしまいます。気をつけてくださいね。
cool と同じ意味で使うchill
He is so cool.(彼、カッコイイね)coolはよく耳にしますが、chillも同じように使うことができます。
(彼、カッコイイね・彼、イケてるね)
このような言い方は日本語で表現すると「彼、超カッケー!」みたいな感じで若者言葉の雰囲気になるので、もしかしたら大人が使うには相応しくないかもしれません。
でも、プライベートで会う若くてイケてる外国人に使うと喜んでくれそうな気はします。
TPOをわきまえた上で使うと盛り上がる言葉だと思います。
英単語は同義語の英単語と一緒に覚えると効率的
英語を勉強していくと語彙力がついてきます。そうなってきた時に新しく英単語を覚える場合、同じような意味の英単語と合わせて覚えるとさらに語彙力がついて覚えやすくなります。
翻訳家の友人には英英辞書を使うのを勧められました。英語を英語で捉えるトレーニングにもなるそうです。
確かにそうだと思います。日本語でも類義語・同義語があるように、英語にも似たような意味を持つ単語があり、その使い分けができるようになるとかなり英語力がつきます。
今回のchillという単語は特にスラングのような日常会話で使うと色々な意味と使い方があり、同じ意味を持つ単語や熟語があるのがわかっていただけたと思います。
そんな時は、既に知っている単語や熟語と一緒に勉強すると意味や使い方がわかりやすくなって、早く覚えられるようになります。
英語の勉強を続けているあなたにおすすめの勉強法ですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
さいごに
今回はchillという英単語の特徴ですが、本来の意味と日常会話になると英単語のイメージが変わってしまう英単語の解説でした。
スラングを勉強する必要がないと考える方もいるかもしれませんが、私はスラングを覚えるのは英語圏のカルチャーや外国の空気を味わえるので気に入っています。
真面目な英語の勉強の箸休めのような感じで、外国の流行語とか若者言葉を知るのはとても刺激的で面白いと思っています。
英語の勉強が少し飽きてきたかも?と思う時に少しスラングを調べると気分転換になりますよ。
あなたもそんな勉強を取り入れてみてはどうでしょうか?