「Ditch」ってどういう意味?スラングや様々な使い方をおぼえよう!

留学や仕事などで海外に行くと、「そんな言葉、学校で習ったことない!」とか、「ネイティブの人が良く使っているけれど、使い方が分からない!」と思うような、学校ではなかなか教えてもらえない言葉を日常生活でたくさん耳にします。

今回はその中でも、「Ditch」という単語の意味や使い方をご紹介していきます!



「Ditch」ってどういう意味?

「Ditch」(ディッチ)という単語は、「どぶ」とか、「排水溝」、「溝」なんて意味があります。

いつも目にしているものですが、英語では案外何て言うか分からない単語のひとつですよね。

名詞として使う場合は、

I found a cat in the ditch.

どぶで猫を見つけた。

とか、

When I was a child, I fell into the ditch. And the experience traumatized me.

子どもの頃どぶに落ちちゃったことがあってさ。今でもトラウマなんだよね~。

なんて感じで使うことができます。

また、この「Ditch」という言葉、日常会話でもよく使われるんです。

スラングや動詞として使われる場合は、ちょっと本来の意味とは変わってくるので、ご紹介していきます!

「約束を破る」/「すっぽかす」という意味で使われる場合

まずは、「Ditch」を使って「約束を破る」/「すっぽかす」という表現をご紹介していきます。

例えば、

I was looking forward to our first date, but he ditched me!

初めてのデート楽しみにしてたのに、彼すっぽかしたのよ!

なんて感じで使えます。

また、

He ditched me!

と言うと、「彼は私をフッた。」といった意味にもなります。

最初の例文では、「デート」という言葉が入っているので、完全にフラれたというよりは、約束をすっぽかされたという意味になっています。

文脈によって、言葉のニュアンスが変わってくるので注意しましょう。

「サボる」と言いたいときに使う場合

日本語の「サボる」という言葉、なんと語源はフランス語の「Sabotage」(サボタージュ)から来ているといわれています。

では、英語では何と言ったらよいのでしょうか。

英語で「サボる」と言いたいときにも、この「Ditch」がよく使われ、

Let’s ditch the class.

クラスサボっちゃおうよ。

とか、

I want to ditch Japanese class, it’s boring.

日本語のクラスつまんないからサボりたいなぁ。

なんて感じで使えます。

学校をさぼるのは良くないですが、「今日は行きたくないな~。」そんな気分の時に使ってみましょう。(笑)

「置き去りにする」という表現

「Ditch」を使ったスラングは、「置き去りにする」という意味で使われることもあります。

例えば、

I went to the party with Tom last night, but he ditched me and went for another party with his friends.

昨日トムと一緒にパーティに行ったんだけど、彼、私を置いてけぼりにして友達と一緒に他のパーティに行っちゃったのよ!

なんて感じです。

怒りを込めて言いたいときは、文章の後に、

Can you believe that?

信じられる?

とか、

I was shocked!

マジでビックリだったよ!

何て感じのフレーズを一緒に付けると、より感情が伝わりますよ。

乗り物に使う場合は「脱線」や「不時着水」といった意味もある

ここまで、日常会話や友人同士で使われるスラングをご紹介してきましたが、「Ditch」を使って「脱線」や「不時着水」なんて表現をすることもあるんです。

例えば、

Train was ditched because the driver exceeded speed limit.

制限速度を超えて走行したことにより、電車は脱線した。

とか、

There was a problem on the aircraft so that the pilot decided to ditch the plane.

航空機の不具合により、パイロットは飛行機を不時着水することを決めた。

といった感じです。

ニュースなどで聞くことがある表現なので、覚えておくと良いですよ。

まとめ

今回は「Ditch」を使った英語のフレーズをご紹介してきました。

どれも日常的に使われ、耳にすることも多いですが、今回ご紹介してきたスラングの表現はどちらかというと若い人が使う印象が強いです。

私自身も、高校生や大学生の子が使っているのを耳にすることはあっても、実際自分で使ったことはありません。

ですので、フォーマルな場面や、大人同士の会話では、ちょっと注意して使ったほうが良いかもしれませんね。