辞書で「補充する」という意味の英語を調べてみると、”replenish”という英単語に出くわします。
”replenish”には「補充する」「再び満たす」という意味があって、色々な状況で使うことができるので、ぜひおさえておきたい英単語なのですが、少しかしこまった表現なので、実は日常会話の中には頻繁に登場しません。
私自身、10年間のアメリカ生活の中で”replenish”を耳にしたのは数回程度。
ネイティブスピーカーは「補充する」という意味を、”replenish”以外の色々な表現を使ってあらわしています。
ここでは、ネイティブスピーカーが実際によく使う「補充する」という表現のうち、”replenish”と同じように、”re”(再び)から始まる英単語ベスト5を紹介していきたいと思います。
補充する①「Refill」
アメリカで生活するにあたって知らないと損をする言葉が“Refill” です。
“Re”は「再び」、”fill”は「満たす」という意味があるので、”Refill”で「再び満たす」という意味になります。
アメリカでは、ファーストフード店の飲み物は “Free Refill” (お代わり自由)だし、レストランでも、ソーダやコーヒーなどは “Free Refill” です。
おかわりをお願いする時、最初の頃は”Can I have more?”などと言っていたのですが、ネイティブたちがこんな風にお願いしていることに気がつきました。
また、薬の補充についてもこの “refill” をつかいます。
喘息もちの私は、月に1度ドクターからの処方薬を薬局で補充してもらわないといけないのですが、そういう時には
と言うことができます。
補充する②「Replace」
といった感じで、”replace”は日常生活のひとコマによく登場する言葉です。
”replace”には、「取り替える」「交換する」という意味があって、無くなったものと交換することで「補充する」という感じで使えます。
補充する③「Restock」
“Restock”は、「在庫に戻す」という意味の単語で、冷蔵庫やパントリー、倉庫などに物を補充する時などに使えます。
例えば大雪やストームなどの予報などがでると
という感じで、食料品の買い出しにはしります。
アメリカ家庭では、お母さんの手抜き料理トップ3にはいるmac and cheese。
我が家にも欠かせない常備食です。
パントリーにストックがなくなったら緊急事態!!
です。
補充する④「Reload」
日本でも大ヒットした映画「マトリックス」シリーズ。
第2作目のタイトルが「マトリックスリローデッド」(Reloaded)でしたよね。
この「リローデッド」って何?って思った人は私だけじゃないと思いますが、「リロード」はパソコン用語では更新や再読み込みのこと。
「リローデット」は更新されたもの、再読み込みされたものという意味だったんですね。
この”reload”は、もともと「荷物を積みなおす」とか「銃に弾丸を補充する」といった意味があります。
例文
「銃に弾丸を補充する」なんていうセンテンスは、日常生活の中で頻繁に出てくるわけではありませんが、それでも銃社会アメリカ、ホームパーティーなどにいくと、男性陣が銃の話で盛り上がっているシーンを目にすることもあります。
補充する⑤「Recruit」
日本では「人材募集」や「就職活動」といったニュアンスで「リクルート」という言葉がよく使われていますよね。
もともと英語で”recruit”は「補充兵」という意味で、欠員を補充するという意味で使います。
例文
(私たちのカウンティーでは新しい教師を募集しています。)
(その野球のコーチはジュニア選手を勧誘している。)
まとめ
というわけで、補充するの英語表現は・・
- refill
- replace
- restock
- reloaded
- recruit
またこれら以外にも、「補充する」を意味する表現はたくさんありますが、今回は”re”(再び)から始まる英単語に的をしぼって紹介させてもらいました。
使い分けが少しややこしく感じるかもしれませんが、”re”のあとについている単語の意味にフォーカスすると、ぐっとニュアンスがつかみやすくなると思います!