「solve」と「resolve」。どちらも似たような意味だったような…でもハッキリした違いは?と聞かれると困ってしまう。そんな風な、似たような単語ってありますよね。
語感が似ているだけではなくて、意味も似たようなものだから困ってしまいます。
一体どちらを、どのような場面で使ったらいいのか。
今回は、この紛らわしい二つの単語、「solve」と「resolve」について見ていきましょう。
そして、違いをこの際はっきりさせておきましょう!
「solve」はどんな時に使う?
ではまず「solve」から見ていきましょう。まずは辞書で意味を引いてみます。
すると、「解決する・解く・解答する・解明する」と出てきます。
「solve」の「解決する」は、まず問題がそこにあって、それを解決する、という場合に使われます。
例えば、数学の問題を解く、謎を解くなどです。
「しっかり解決」が「solve」なのです。
例文を見ていきます。
例えば、方程式にははっきりとした答えがあり、「曖昧な解決法」はありませんね。
また、コンピューターに不具合があるとき、なんとなーく直った、というのではまた問題は起こり得ます。「しっかり」直す、修理しないといけませんよね。
こういった、「しっかり解決」を表すことができるのです、
つまり、正解のある問題を解決するのが「solve」です。
「resolve」はどんな場合に使う?
では「resolve」を見ていきます。
これもまずは辞書で意味を見てみると、「解決する、決議する、決意する、決める、晴らす」などと出てきます。
同じ「解決する」でも、「resolve」の解決は「相手がいる問題」の場合が多いです。
「決める」の意味があるように、まずは相手ありきの問題がそこにあり、何かを決めることで「解決」するというニュアンスです。
つまり、数学の答えのような、一つしか答えのない「ハッキリした解決」ではないのですね。
例文を挙げてみます。
ちょっと分かり辛いかもしれないので、一つづつ見ていきます。
「There are some tasks that we must resolve. 」、この例文で「解決」しようとしているのは「task(仕事、務め)」です。そして「we must resolve」ですので、一人ではなく「私たちで解決しなくてはならない仕事」ですね。
「I’d like to resolve this issue as soon as possible.」この「issue」はここでは「課題」と意味づけることができるでしょう。
この二つ、「解決する」のはどれも「ハッキリしたただ一つの答え」ではないですよね。
仕事の問題にしても、課題にしても、どちらも相手がいる問題や、複雑な問題の「解決」になります。
そして「He made a resolve to stop smoking! 」この「resolve」は「決心」になります。
「タバコを吸うという問題を、やめることで解決した=タバコを止めると決心した」になるわけです。
このように、「resolve」は「ハッキリした一つの解答を得るような解決」ではなく、「何かを決議したり、決めることによって導く解決」になるわけです。
主観的で正解のない問題を解くのが「resolve」なんですね。
まとめ
「solve」と「resolve」、この違いわかったでしょうか?
この例文のように、「正解のある問題の答えを得る解決」がe」。数学や謎を解くときなどによく使われます。
そして、「何かを決議したり、決めることによって導く解決」が「resolve」。
政治的な問題や、会議などでの解決に用いられます。
「しっかり解決のsolve」、「解決策を見つける、決めるのがresolve」と覚えておきましょう。