「大変だった」の英語は?ネイティブらしく的確に伝える5つの言い方

「大変だった」と言う時、たいていはネガティブな意味合いになりますよね。

疲れたとか、困ったとか……。

英語で言うには、どう言うのが自然なのでしょうか?

まずは辞書で「大変」を引いてみましょう。

すると、「serious」「terrible」「awful」と最初に出てきました。

ではこれを使って、「昨日は大変だった。」という文を作ってみます。

・I had such a serious day yesterday.

・It was terrible yesterday.

・Yesterday was so awful.

なんか、度を越して「大変だった」ニュアンスですね。

あまりに酷い日だった、という感じで、大袈裟過ぎちゃいます。

もう少し気軽な「大変だった」を見ていきましょう!



とりあえず覚えておきたいのはこれ

ビートルズの有名な曲で、「A hard day’s night」というのがあります。

直訳したら「大変だった日の夜」です。

歌詞も、大変だった日の夜に疲れて家に帰って、でも愛しい人が優しくしてくれたら大丈夫…というような感じです。

「hard」は固い、という意味だけでなく「困難」とか「難しい」「大変」というように使われるのですね。ぜひ覚えておきましょう。

例文を挙げると、

・It was a hard day yesterday.(昨日は大変だったよ。)
・I had a hard time at the dentist.(歯医者で大変な目に遭った。)
・She gave me a hard time.(彼女、本当難しいよね。)

「hard」の他には「rough」も近いニュアンスで大変だった感を出すことができます。

日本でラフっていうと、カジュアルな、やくだけた感じとかそういった意味で使われていますね。

実際は「荒れた」とか「(表面が)ザラザラした」とかいう意味です。

この「rough」を使って例文を見てみましょう。

・I had a rough night because my kids didn’t sleep well last night.(昨夜は子供達が寝付き悪くて大変だったの。)
・It was a rough week after my vacation.(休暇明けだったから大変な一週間だったよ。)

などですね。

もちろんこの例文の「rough」は「hard」に置き換えても全然同じニュアンスです。

もっとある「大変だった」フレーズ

ではもうちょっと他のフレーズも見ていきましょう。

漠然と「昨日は大変だった」というのではなく、具体的に何かが大変だったとか、苦労したなどはどう言うでしょうか。

・I have trouble understanding what she is saying.(彼女の言ってることを理解するのが大変。)

「trouble」は問題とか困難という意味ですね。

「I have trouble 〜ing」で、「〜するのに苦労する」となります。苦労する=大変となりますね。

それから「struggle」。もがくという意味です。これを使って「大変だった」を表現する例文を挙げてみます。

・I am struggling to study Japanese.(日本語を学ぶのは大変だよ。)

直訳すると「私は日本語を学ぶのにもがいている」となります。

まあ、日本語を学ぶのって大変、という事です。こんなフレーズでも「大変だった」を言い表す事ができるのですね。

また他には「challenging」も近いニュアンスで使えるかもしれません。

「challenge」は挑戦ですね。

「challenging」は挑戦的なとか、やりがいのある、という意味になります。

・I think baseball is a really challenging sport.(野球は本当に難しいスポーツだと思うわ。)
・His job is super challenging.(彼の仕事はすっごく大変だって。)

となります。

ちなみに「challenging question」は「難題」です。

もうちょっとある!「大変だった」

もうちょっとあるんです、「大変だった」の英語は。

・It wasn’t easy (簡単じゃなかった)

・It was difficult(難しかった)

・It was tough (難しかった)

これらは全部「大変だった」というニュアンスで使うことができます。

まとめ

「大変だった」を表す英語、結構ありましたね。

とりあえず「hard」を覚えておけば大丈夫ですが、他にも知っておくと使える場面も増えるかもしれません。

  1. hard
  2. rough
  3. trouble
  4. struggle
  5. challenging

でした。

どんな場面で、どの表現を使うか。これは本当に考えるよりも、とにかく実践で覚えていくしかありません。

どれも間違った表現はありませんからどれでもいいのですが、なんとなく会話に合った表現ってありますよね。

ネイティブに近いくらいに使いこなせるよう、ひたすらお喋りを続けましょう。