「tension」の使い方は日本語と全然違う?正しい意味と用法を徹底解説!

「テンション高いな〜」なんて日常会話でよく使いますよね?

でもそもそもテンションという英単語ってどんな意味なんでしょうか?

実はテンションが高い時「You are high tension!」と言ってもネイティブスピーカーには全く違う意味で通じてしまいます。

今回はこのテンションという単語の意味と使い方をみなさんにご紹介したいと思います。

意外な意味や使い方にびっくりするかもしれませんよ!



tensionの意味

tensionには「緊張・張力・電圧」という意味があります。

何か目に見えないものがピーンと張っているイメージですね。

この意味を見てわかるように、tensionには日本語の「テンション」のような「気持ち・感情」と言った意味は一切ありません。

「テンション高いな!」と英語で言おうとして「You are high tension!」と言ってしまうと、これは「お前高圧電圧だな!」という意味になってしまいますので注意が必要です。

つまり日本語のテンションは和製英語なのですね。

どうして「テンション」が気持ちや感情を表す和製英語になったの?

この由来には諸説あるのですが、ギターの「テンションコード」というものが由来という説が有力です。

「テンションコード」とは単調な音を繰り返して曲の雰囲気をアゲアゲにしていくギターの技法。

これをすることによって曲調がぐんと「アガる」のですね。

ギターリストはこの「テンションコード」の技法を使うときに「テンション上げよう!」と言うそうです。

テンションを上げると曲調はさらに盛り上がり観客のテンションは・・・上がりますよね。

これがだんだん一般の日本語としても広がっていき「テンション上げる」→気分を盛り上げるという意味に転じたと言われています。

テンションという和製英語はギター用語が由来だったのですね。

tensionの使い方

tensionは実は日常生活の色々な部分で使える便利な日常英単語です。

When I talk with the customer, I’m always under tension.

(そのお客さんと話すとき私はいつも緊張している)

My mom was upset, the air was charged with tension.

(ママが怒ったとき部屋の空気が張りつめた)

The interview is started, I feel tension.

(面接が始まる。緊張する)

If you’re writing 「人」 three times on your hand, your can relax tension.

(人って3回手に書くと緊張がほぐれるよ)

「テンションが上がる」は英語でどんな風にいうの?

では「テンションが上がる」は英語でどんな風に言ったら良いのでしょうか?

いくつか言い方がありますので、一つ一つ見ていきましょう。

excited

興奮する、という意味の中学で習う基本的な単語ですが、シンプルに「テンション上がる!」と言いたければこの単語で十分です。

(例)

Look! Madonna is on TV!!! I’m so excited!

(見て!マドンナがテレビ出てる!めっちゃテンション上がる!)

peppy

元気な、という意味の単語です。

私が昔YouTubeで見ていた英語学習動画もpeppy Englishというタイトルの動画でした。

(例)

She’s always peppy.

(彼女はいつも元気一杯)

Full of beans

あまり聞きなれないかもしれませんが、子供や動物などが元気一杯の様子を伝えるのに使われる英単語です。

(例)

Kids are full of beans, can’t stop screaming.

(子供達は元気一杯で叫ばずにはいられないようだ)

さいごに

今回はtensionという意味の英単語について解説しました。

ちなみに、「盛り上がっていこー!」と言いたい時は

let’s get pumped up!

「パーっとやろうよ!」と言いたい時は

give it up!

と言います。

テンションを上げたいときにぜひ使って見てくださいね。

またhyperという単語もテンションが高いというときに使われますが、これは悪い意味で使われることもあるのであまり人には使わない方が良いですね。

今回ご紹介した単語をぜひ機会があったら実戦で使って見てくださいね。