日本語で、よく使う言葉も、ふと英語でなんていうんだろう?と考えた時、とっさに思いつかない言葉ってありますよね。
「散らかす」とか「散らかっている」という英語もその一つではないでしょうか?
特にお子さんがいるお母さんは、この言葉を子供部屋でよく使いませんか?(笑)
何を隠そう、私もよく子供部屋の散らかりぶりを見て、よく「なんて散らかってるの!!」と叫んでます(笑)
ここでは、その「散らかす」や「散らかっている」という言葉を英語でなんというのかをご紹介したいと思います。
目次
辞書で「散らかす」を調べると…
辞書で「散らかす」を調べてみると、
「scatter」は「撒き散らす、ばらまく、散財する、散らばる」
「mess up」は「散らかす、バラバラにする、しくじる、ヘマをする」
「litter」は「散らかす、汚す、ポイ捨てする」
「disorder」は「散らかす、乱す、無秩序、混乱」
などが上がってきます。
「散らかす」の意味だけでもたくさんあるんですね。
確かにどれも、「散らかす」という意味なのはわかりますが、どう違うのでしょうか?
1つずつ見ていきましょう!
「撒き散らす、ばらまく、散財する、散らばる」の意味の「Scatter」
このscatterには「散乱」のような事を意味することが多く、例えば、パチンコの玉などがバラバラと床に散らばるような感じといった感じでしょうか。
四方八方に散らばっていたら、所々に目的もなく散らばっているという感じの時に使います。
そして、scatterは人に使われる場合もあります。
人が四方八方に散らばる感じを意味する時に使えるので覚えておくと便利ですね。
同じ「撒き散らす」でも、diffuseになると、形のとても微細なものや無形の光や気体などが「拡散」される時に使うので、scatter との違いも覚えておくといいですね。
「散らかす、バラバラにする、しくじる、ヘマをする」を意味する「Mess up」
ネイティブの人と話していると、このmess upという言葉をとてもよく耳にします。
このmessには「ぐちゃぐちゃ」という意味があり、mess upで「ぐちゃぐちゃな状態にしてしまう」のような時に使えます。
このように、親が子供部屋を見て、叫ぶのには一番使われるのがmess upですね。
このmess から派生してmessy「汚い」という言葉もとてもよく使われるので、一緒に覚えてしまいましょう。
また、このmess upにはscatterと同様に人にもよく使われます。
上の例文のように、ネイティブの方が失敗してしまった時に、この「mess up」はとてもよく耳にします。
部屋が散らかっているのと同様、こちらの使い方もよくされるので、一緒に覚えて使ってみると良いかもしれませんね。
「散らかす、汚す、ポイ捨てする」の意味の「Litter」
もともとlitterの名詞系には「ごみ」の意味があります。
そこで、動詞の意味になると「散らかす、汚す、ポイ捨てする」などごみが落ちているような状態を意味することが多いですね。
この「No littering」はよく公園などのゴミ箱に書いてあることがあります。
letterと一文字違いなので是非、スペルや読み方を間違えないでくださいね。
「散らかす、乱す、無秩序、混乱」の意味の「Disorder」
Disorderには「無秩序」とか「混乱」という名詞の意味があります。
そこから「無秩序になった状態になる=散らかす」という意味も持っています。
また、disorderには「心身機能の障害、病気」という意味があるので注意をした方がいいでしょう。
まとめ
- 「scatter」は「撒き散らす、ばらまく、散財する、散らばる」。四方八方に散らばるイメージ
- 「mess up」は「散らかす、バラバラにする、しくじる、ヘマをする」。物事をぐちゃぐちゃにするイメージ
- 「litter」は「散らかす、汚す、ポイ捨てする」。ポイっとゴミを捨てるイメージ
- 「disorder」は「散らかす、乱す、無秩序、混乱」。無秩序に乱されたイメージ
「散らかす」だけでも、こうみると色々と違いがあるもんですね。
しっかり意味の違いを把握して、状況に応じた英語を使い分けてみてくださいね。