「贅沢」という言葉を英語にすると、luxuryとかluxuriousという単語になりますよね。
でも、「贅沢をする」ということになると、なかなか英語では言えないのではないでしょうか?
ということで、今回は「贅沢をする」を英語ではなんというのかを紹介します。
luxury
「luxury」という単語だけでは、贅沢をするという意味にはなりませんが、この単語のかたちを変えて使うことで「贅沢をする」、という意味の文をつくることができます。
例えば、
というと、「私は贅沢な生活をしたいな」または「私は贅沢をして生きていきたいな」という意味になります。
treat myself
直訳すると「自分にご褒美をあげる」という意味になるかと思いますが、「贅沢をする」という意味でももちろん使うことができます。
日本語でも、「自分にご褒美をあげる」と「贅沢をする」はほぼ同義語のようなものですよね。
昔、テニスプレイヤーのマリア・シャラポワのインタビューを聞いたことがありました。
具体的な質問は覚えていないのですが、オフシーズンにしたいことは何ですか?という類の質問だったと思います。
彼女は以下のように答えていました。
I love treating myself to something that I wouldn’t necessarily eat during the tournament such as a nice-sized cake.
トーナメント中には決して食べないようなもの、例えば結構な大きさのケーキを食べるというような贅沢をします。
spend money on
必ずしも「贅沢をする」という意味ではありませんが、「OOにお金を使う」という意味で
という表現があります。
例えば、
と言うと、「今日の夕食は贅沢しちゃおう」という意味になります。
ただ、シチュエーションや使い方によっては「散財する」とか「お金をつぎ込んでいる」という意味にもなるので気をつけましょう。
例えば、
というと、「私は車に相当なお金をつぎ込んでいる」という意味になります。
また、
と言うと、「彼はギャンブルでお金を散財している」という意味になります。
「spend money on」という表現を使うときは気をつけて使いましょう。
splurge
映画「Men in Black 3」で強敵に立ち向かう際にこのようなセリフがありました。
「最後の夕食になるから、贅沢してやるぜ」という意味になるでしょう。
ただ、splurgeという単語も、spend money onと同じく、場合によっては「散財する」という意味にもなるので注意が必要です。
という表現も、「最後の夕食になるから、お金をつぎ込んでやるぜ」と訳してもおかしくありません。
この点は、先に紹介した「spend money on」という表現と同じです。
ただ、英文で書かれた旅行関係のウェブサイト、お買い物情報のウェブサイト、結婚式に関連するウェブサイトなどを見ていると、
という表現をよく見かけます。
これは、「節約するところと贅沢するところ」という意味になります。
記事の内容はだいたい、どこで節約して、どこにお金を使うべきか、というものです。
例えば、
という記事があるとします。
「結婚式のどの部分にお金をかけて、どの部分で節約するべきなのか」と訳すことができるでしょう。
このような意味でsplurgeはsave(節約をする)の対義語ということもできます。
そう考えると、もしかしたらこのsplurgeを使って「贅沢する」を表現することが、一番しっくりくるかもしれませんね。
まとめ
①luxuriouslyという単語を使って文をつくることによって「贅沢をする」という表現ができる。
②treat myelf:直訳すると「自分にご褒美をあげる」だが、「贅沢をする」という表現にもなる。
③spend money on:「贅沢をする」という意味で使える表現ではあるが、場合によっては「散財する」「お金をつぎ込む」という意味にもなるので、注意が必要。
④splurge:spend money onと同じような意味だが、save(節約する)の対義語として使われることが多い。