日本語の会話の中に「もう、無理!!」って言葉、よく出てきますよね。
例えば、「今日、飲みに行かない?」「ごめん、無理」とか、
「この書類、明日までに作っておいて」「すみません。無理です」とか、
「私と付き合ってくれませんか?」「ごめんなさい。無理です」など。
このような「無理」って英語ではなんというのでしょうか?
おそらく英語には日本語の「無理」にぴったりと当てはまる言葉はないように思います。
会話の流れや状況によって使う単語や言い回しは変わってきます。
またスラングと言えるほどの「無理」も英語にはないような気がします。
ということで、英語で「無理」と言いたい時に使えるフレーズをシチュエーション別で紹介します。
目次
頼まれごとを断る時の「無理!」
例えば仕事やお使いを頼まれた場合に、まず自然に口から出てくる言葉は、おそらく”No”でしょう。
でも、そのあとに何かつけることによって、小慣れた英語になります。
例えば、
(明日までにこれ、やってもらえる?)
“No. I can’t do it.”
(申し訳ございません。無理です)
または、もっとフランクな関係であれば、
といった感じです。
提案に対して「それって、無理じゃね?」の「無理」
何かを提案された時に使う「それ無理だよ」とか、それって「無理じゃね?」という場合は、”impossible”という単語を使うのが私は自然のような気がします。
(お前の家でパーティやろうぜ)
“That’s impossible”
(それ無理だよ)
という感じになります。
恋人と別れる時の「私、もう耐えられない。無理!」と言いたいとき
よく映画を見ていると、離婚を決意した瞬間とか別れを切り出す瞬間という場面が多々ありますよね。
その時のセリフをよく聞いていると、こんな言葉を使っていますよね。
この言葉には「もう私にはこんなの無理」とか「こんな生活もう無理」という意味合いが込められています。
誘いを断る時の「無理」
なぜか、私は人に誘われることが多いのですが、なかなか仕事が忙しくて誘いに応じることができません。
そのような時に私が使うのが、
という表現です。
「ごめんなさい。今日の夜は無理です」という意味合いで使うことができます。
または、約束をキャンセルする際の「今日の夜、無理になっちゃった」という場面でも使うことができますね。
「絶対に無理だから諦めなよ」と言いたいとき
むかーし、昔、私がまだ若いころ。アメリカ人のとてつもなく綺麗な女性をダンスパーティーに誘おうとしたことがありました。
アメリカの高校には卒業式の後にプロムという必ずペアで参加しなければならないダンスパーティーがあります。
高嶺の花のような人で、誘っても絶対に断られることはわかっていました。
私は、彼女をプロムに誘おうと思って、友人に相談しました。すると、その友人は、
と言われてしまいました。
直訳すと「とんでもない。あなたには可能性はまったくないよ。そんなこと考えちゃいけないよ」ということになるでしょうか。
ということで、その女性をお誘いすることは諦めました。
余談は置いておいて、ここで ”You don’t stand a chance” を「あなたには可能性がまったくない」と訳しましたが、このフレーズは「何があっても、絶対に無理」というように訳すこともできます。
またそのあとに続く”Don’t even think about it”には「絶対無理だから、そんなこと考えるなんてやめなよ」というニュアンスがあります。
まとめ
- 日本語で「無理」にあたいする英語はない。
- シチュエーションによって使う英単語やフレーズは異なる。
洋画や海外ドラマを見て、「無理」にあたいするような言葉やフレーズをピックアップしていくのがおすすめですよ。