英語で人を罵倒するということはあまりお勧めできませんが、知っていて損はありません。
しかも、残念(?)なことに考えれば考えるほど、人を罵倒する言葉が出てきてしまいます。
ということで、今回のテーマは「人を罵倒する時の英語」です。
目次
気軽に使える英語の罵倒フレーズ
まずは、簡単に使える罵倒フレースから紹介。
この程度であれば、口にしても問題になることはほぼありません。
ただ、見知らぬ人に対して言うことは避けましょう。ケンカになる可能性はあります。
友達であればまったく問題ありません。
You idiot.
これは日常生活でも、海外ドラマや洋画を見ていても良く聞くフレーズだと思います。
「お前、バカじゃねーの」という意味です。
友達が何か、ちょっと失敗したりした場合に軽く使うことができます。
You asshole.
これも良く聞く表現です。
ちょっと気に触ることを言われたり、やられたりした時に決まってこの言葉は出てきます。
直訳をすると「お前、ケツの穴だな」となりますが、「うわ、お前、最悪」とか、「最低!」というような意味で使うことができます。
例えば、こんな感じでしょうかね。
Shut up. You asshole.(うるさいわね。あんた、最低!)
assholeと同じようなレベルで使えるのが ”You are dead” だったり、”I’ll kick your ass” です。
直訳すると、
となりますが、すべて「あんたって、最低!!」という意味で使うことができます。
英語でケンカをしてみる?ちょっとケンカ腰な罵倒の仕方
私はアメリカで現地の高校に通っていたのですが、授業中に時々ケンカが発生しました。
と言っても、私の通っていた高校はそれなりに優秀な高校だったので、海外ドラマや洋画のシーンのように銃が出てきたり、ナイフが出てきたりというケンカはありませんでした。
ちょっとしたにらみ合いで終わるケンカがほとんどでした。
さて、私が実際に見たケンカの実例です。
社会科の授業中に一番前に座っていた生徒が騒ぎはじめました。
先生が「静かにしなさい」と言っても、言うことを聞いてくれません。
そこで、先生が「話をやめないなら出て行きなさい」と伝えると、彼は先生に
と言って席を立ち教室の出口に向かいました。
すると、座っていた優等生が通りすがりに
と出て行こうとしていた生徒に言いました。
出て行こうとしていた生徒は、
と言いました。
そこからにらみ合いが30秒ほど続き、最後に出て行こうとしていた生徒は
と言って教室を出て行きました。
まず、Oh! fuckですが、これは「なんだよ。まったく」というような意味あいだったのでしょう。
What’s your problem? は解説するまでもありませんが、直訳すると「なんか問題があるの?」です。
この場合は「なんだ、お前、その態度?」という意味になるでしょう。
そして最後のStupid punkは「バカなチンピラ野郎め」という意味でしょうね。
普段日常的に使う「What’s your problem?」ですが場合によっては、十分に人を罵倒する言葉になります。
本気でケンカをする時の罵倒英語。絶対に使わないで!!
外国人、特にアメリカ人とケンカをしたいのであれば、「fuck」という言葉を使ったら簡単にケンカになります。
fuck=性行為をする、犯す、というような意味ですが、基本的に
です。
それと似たような言葉で、
という表現があります。
高校時代に私が目撃したケンカでは、一人の少年がケンカ相手に対して中指を立てて、その先を舐めるという身振りをしました。
その瞬間にそれを見た相手の少年が殴りかかる、という光景でした。
彼は身振りで「Suck my dick」と言っていたのです。
英語で、弱虫、腰抜け野郎と罵倒したいとき
弱虫に当てはまる単語は、wimpとかchickenです。
「かかってこいよ。弱虫」と言いたいときは
と言います。
古い映画ですが、Back to the Futureの第1作で主人公がケンカをするシーンがあります。
不良少年にchickenと言われて、主人公が「俺のことは誰にもchicken(弱虫)なんて呼ばせねー」というセリフがあったのを覚えています。
ケンカするときに「メス犬(bitch)」が出てくる理由
よくSon of a bitchという表現をケンカするときに使います。
です。
bitchというのはメス犬という意味で、ところ構わず誰とでも性行為をする、という意味が込められた言葉です。
son of a bitchという言葉には、お前の母ちゃん、誰とでもやってるよな。お前なんて誰が父親なのかわかんないんじゃないの、というような意味が込められています。
女性を罵倒する場合は単純にBitchだけで十分です。女性がbitchと言われたときには、fuck yourselfと返しましょう。
おわりに
あまり英語で人を罵倒するということはお勧めできません。
日本語でならいい、というわけではありませんが、英語で人を罵倒するということは、相手はおそらく外国人。
ということであれば、命の危険にさらされる可能性もあります。
英語にちょっと慣れてくると、街を歩いていて肩がぶつかっただけでも、「sorry」ではなく、ついつい「Hey」と言いたくなります。でも、我慢しましょうね。
矛盾するかもしれませんが、英語で罵倒したいときは、絶対に許してもらえる気の知れた友人だけにしておきましょう。