突然ですが「I’m broke」とはどんな意味か分かりますか?
「私は壊れている?」と訳してしまったあなたは本記事を読む価値があるでしょう。
では「break it down」とはどんな意味でしょうか?
今回はネイティブスピーカーも良く使う「break」という英単語について、日常英会話で使える便利なフレーズとともに解説していきます。
答えられたあなたも、答えられなかったあなたも、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
目次
「break」のコアイメージ
「break」のイメージは力が加わることで連続している何かが切れる、または本来の機能や形が損なわれる、です。
「骨折する」は「break my leg」ですし、「窓を割る」も「break a window」ですね。
また、肌を傷つけるときも「break the skin」と言うことができますが、この場合は血が出るくらいかなり強烈に肌を傷つけるイメージです。
ちょっとした切り傷なら「cut the skin」と言います。
「break」の動詞的用法
動詞の「break」には「脱臼する、(法律や規則、記録などを)破る、ニュースを人に知らせる、(身体的または精神的に)挫かれる」などの意味があります。
先ほど「骨折する=break my leg」と紹介しました。では「脱臼」はなんと言うのでしょうか?
実は英語では骨折も脱臼も同じ「break」で表現します。もし誰かが「I broke my arm」と言っていたら、それは骨折かもしれないし脱臼かもしれません。
また「法律を犯す」「世界記録を破る」も「break」で表現できます。
特徴としては「break」は何かを壊すと言うコアイメージを持っていますが、時に「世界記録を破る」のような良い意味でも使うことができるのです。
(大通りの間違ったところに車を止めちゃったんだけど、違反駐車だよね?)
(これはギネス記録を打ち立てるための挑戦です)
また、あまりポピュラーではありませんが「break」には「tell」(伝える)と同じような意味もあります。
この場合は悪いニュースでも良いニュースでもどちらでもOKですが、どちらかと言うと悪いニュースに使われることが多いです。
(番組は昨日重大ニュースを伝えた)
最後に日常会話で使うのが「(身体的または精神的に)挫かれる」という意味です。
例えば失恋は「break heart」ですし、彼はストレスで寝込んでしまったと言うときは「He broke because of stress」と言います。
「break」の名詞的用法
「break」の名詞には「ひび割れ、休憩時間、運、人を好意的に扱うこと」などの意味があります。
「休憩時間」と言う意味は日本でもよく知られていますよね。
「人を好意的に扱うこと」というのは、なかなか使いにくいかもしれませんが
(頼むよ)
という英語表現を思い出せば簡単です。
この表現は「私を好意的に扱ってください=頼みますよ」という意味なのですね。
「break」を使ったイディオム
I’m broke
「金欠」という意味。
「break」の形容詞的用法には「無一文で」という意味があり、その意味による表現です。
必ず過去形(過去分詞形)で使います。
(遊びに行きたいけど金欠なんだ)
break it down
「詳しく噛み砕いて説明する、全てを吐き出す」という意味。
また「break it down」と単体で使うと「踊って!」という意味で使われることもあります。洋楽でよく使われていますね。
(慌てないで、ゆっくり何があったか説明して)
まとめ
今回は「break」の用法について解説していきました。「break」には色々な意味がありましたね。
本記事で紹介しきれませんでしたが「break」には他にも「お金を崩す」という意味や、「精神的に不安定になる」なんていう意味もあります。
ぜひ一度じっくり辞書で調べてみてください。