みなさんこんにちは。
英語圏の友だちと食事をした時、あなたは舌で感じた味覚を的確に英語にして伝えることができますか?
味に関する英語表現は意外と奥が深いもの。気になったら一度にいろいろな表現をまとめて覚えてしまいましょう。
今回は「味」を表す英語を一気にご紹介したいと思います。
目次
基本的な味覚を表す英語表現
はじめに基本的な「酸っぱい、甘い、苦い、辛い、しょっぱい」の表現をみていきましょう。
酸っぱい「sour」
「酸っぱい」は英語で「sour」と言い「サワー」と読みます。お酒のサワーと同じですね。
お酒のサワーはもともとサワーに使われていたジュースがレモンジュースだったため「サワー」と呼ばれるようになったそうです。
ちなみに英語でも、お酒のサワーは「sour」でOKです。
「sour」には酸っぱいという意味以外にも
(口喧嘩をしたので彼女は私を嫌っている)
という風に「〜を嫌う」という意味もあります。
人を嫌う時の顔と酸っぱいものを食べた時の顔、似てますよね。
甘い「sweet」「sugary」
「sweet」は甘いもの全般に対して使える単語。
「sugary」は砂糖が多く使われている甘いものに対して使われます。
また「sweet」は「甘い」という意味だけでなく「かわいい」という意味でも使われます。このかわいいは赤ちゃんや子どもに対して使うことができますね。
さらに「いいじゃん!」という相槌としても使われることもあります。
「sweetie」という派生語もあります。「sweetie」は恋人同士、祖父母が孫に使う呼びかけの言葉。「sweetheart」や「sweet pie」など様々なバリエーションがありますが、意味は大体同じです。
苦い「bitter」
「bitter」は日本語にもなっているので知っている人も多いのではないでしょうか。
英語の「bitter」はコーヒーなど主に飲み物に対して使うことが多いですが、チョコレートや薬などの飲み物以外のものにも使えます。
また「bitter」には「辛い、厳しい、〜に辛く当たる」という意味もあります。
(辛い経験をしたおかげで、今ここで働くことができている)
(彼らはイグルーに住み、厳しい冬を乗り越えなければならない)
(きついこと言ってごめん)
さらに「bitter」には「a bitter pill to swallow」というイディオムもあります。これは「我慢するしかないこと」という意味。
(誰も自分を理解してくれない。上司でさえ自分を過小評価する)
(気持ちは分かるけど、今は我慢するしかないと思う)
また「a bitter pill to swallow」には「受け入れがたい、信じがたい事実」という意味もあります。
(彼女が4年間も浮気してたんだ)
It must be a bitter pill to swallow.
(それは辛いね)
「a bitter pill to swallow」はビジネスシーンでも使えますので、ぜひ覚えておきましょう!
辛い「spicy」「pungent」「hot」「piquant」
「spicy」はスパイスの効いた辛さです。例えば、胡椒、カレー、タイ料理などですね。
「pungent」は鼻の奥がツンとする辛さ。ワサビなどは「pungent」ですね。
「hot」はヒリヒリするような辛さです。「hot and spicy」など組み合わせて使うこともできます。
「piquant」はピリッとくる辛さで、文章などが辛辣な、という意味でも使うことができます。フランス語としても使われており「刺すような」という意味だそうですよ。