「痛い!足ぶつけた!」と言いたいけれどなんて言ったら良いのか分からず「ouch!」しか出てこなかった・・・なんて経験はありませんか?
また「ぶつける」という日本語には「ボールを壁にぶつける」という「ぶつける」もありますよね。
また、「怒りをぶつける」という感情的な表現にも使われています。
今回はぜーんぶまとめて「ぶつける」という英語表現をご紹介します。
サクサク覚えてしまいましょう!
足をぶつけるの「ぶつける」
足をぶつけるは英語で
- I hit my toes.
- I stubbed my toes.
と言います。
「hit」は「対象物に一度当たる」というのが大元の意味です。
つまり人を殴る場合にも、ボールを打つ場合にも、足をぶつける場合にも一度「バン」と接触する感じですね。
次に「stub」という単語には「ぶつける」「タバコの火をもみ消す」という意味があります。
一つ覚えておきたいのは「stub」と非常に似ている「stab」という単語。「stab」は「刺す」という意味の単語です。
発音は
- 「stub」→スタブ→ぶつける
- 「stab」→ステァブ→刺す
とだいぶ違います。
「hit」と「stub」の違いですが、イメージ的には「hit」はテーブルの角などにゴンッとぶつける感じ。
「stub」には「押し付ける」というニュアンスが付きますので、どちらかというとぶつけて「グキ」っとめり込んでしまったようなイメージです。
ボールをぶつけるの「ぶつける」
ボールをぶつけるは英語で
(テニスボールを壁にぶつける)→投げる
(卓球ボールをテーブルにぶつける)→打ち付ける
と言います。
ボールを壁にぶつける、というのは壁に向かって投げるということですので「throw」という単語が使えます。
「fling」はあまり聞きなれない単語かもしれませんが「勢いよく投げる」「放り込む」という単語です。
(サイコロを投げましょう!)
という風にも使えますね。
※ちなみに「dice」は複数形です。単数形は「die」と言います。
怒りをぶつけるの「ぶつける」
(彼女は私に怒りをぶつけてきた)
(彼女は私に八つ当たりをしてきた)
(彼女は私に怒りをぶつけてきた)
(彼女は怒りを私にぶつけてきた)
などいろいろな言い方ができます。
怒りをぶつけるというのは八つ当たりをする、と解釈できますので表現も様々です。
一番日常生活でネイティブが良く使うのは
(八つ当たりをする)
です。
Don’t take it out on me!(八つ当たりしないで)というのはよく使われるフレーズですね。
また3つ目の「direct」は「指示する」という動詞ですが「感情などを人に向ける」という意味もあります。
今回の場合は「怒り」(anger)を向けたということです。
怒りをぶつけると言うと怒鳴り散らされるような強いイメージがありますが、単に「怒られた」と言いたい時は
(彼女は私に怒った)
(彼は息子に怒った)
などと言えばOKです。
八つ当たりの場合は「take」を使うと意図的にパワーを伴って人に怒りをぶつけているイメージですね。
は「私はお金を(自分のお財布などから)取った」ではなくニュアンスも訳すと「私はお金を(どこかから)奪った」と言うニュアンスです。
takeには「自分から働きかけて」という能動的なニュアンスがあります。覚えておきましょう。