「ぶつける」は英語で何という?シチュエーション別に使う3つの表現

「痛い!足ぶつけた!」と言いたいけれどなんて言ったら良いのか分からず「ouch!」しか出てこなかった・・・なんて経験はありませんか?

また「ぶつける」という日本語には「ボールを壁にぶつける」という「ぶつける」もありますよね。

また、「怒りをぶつける」という感情的な表現にも使われています。

今回はぜーんぶまとめて「ぶつける」という英語表現をご紹介します。

サクサク覚えてしまいましょう!



足をぶつけるの「ぶつける」

足をぶつけるは英語で

  1. I hit my toes.
  2. I stubbed my toes.

と言います。

「hit」は「対象物に一度当たる」というのが大元の意味です。

つまり人を殴る場合にも、ボールを打つ場合にも、足をぶつける場合にも一度「バン」と接触する感じですね。

次に「stub」という単語には「ぶつける」「タバコの火をもみ消す」という意味があります。

一つ覚えておきたいのは「stub」と非常に似ている「stab」という単語。「stab」は「刺す」という意味の単語です。

発音は

  • 「stub」→スタブ→ぶつける
  • 「stab」→ステァブ→刺す

とだいぶ違います。

「hit」と「stub」の違いですが、イメージ的には「hit」はテーブルの角などにゴンッとぶつける感じ。

「stub」には「押し付ける」というニュアンスが付きますので、どちらかというとぶつけて「グキ」っとめり込んでしまったようなイメージです。

ボールをぶつけるの「ぶつける」

ボールをぶつけるは英語で

Throw a tennis ball at the wall.

(テニスボールを壁にぶつける)→投げる

Fling a ping pong ball to the table.

(卓球ボールをテーブルにぶつける)→打ち付ける

と言います。

ボールを壁にぶつける、というのは壁に向かって投げるということですので「throw」という単語が使えます。

「fling」はあまり聞きなれない単語かもしれませんが「勢いよく投げる」「放り込む」という単語です。

Lets fling dice!

(サイコロを投げましょう!)

という風にも使えますね。

※ちなみに「dice」は複数形です。単数形は「die」と言います。

怒りをぶつけるの「ぶつける」

She vented her anger to me.

(彼女は私に怒りをぶつけてきた)

She took it out on me.

(彼女は私に八つ当たりをしてきた)

She directed her anger at me.

(彼女は私に怒りをぶつけてきた)

She took her anger out on me.

(彼女は怒りを私にぶつけてきた)

などいろいろな言い方ができます。

怒りをぶつけるというのは八つ当たりをする、と解釈できますので表現も様々です。

一番日常生活でネイティブが良く使うのは

Take it out on me

(八つ当たりをする)

です。

Don’t take it out on me!(八つ当たりしないで)というのはよく使われるフレーズですね。

また3つ目の「direct」は「指示する」という動詞ですが「感情などを人に向ける」という意味もあります。

今回の場合は「怒り」(anger)を向けたということです。

怒りをぶつけると言うと怒鳴り散らされるような強いイメージがありますが、単に「怒られた」と言いたい時は

He was mad at me.

(彼女は私に怒った)

He was angry at his son.

(彼は息子に怒った)

などと言えばOKです。

八つ当たりの場合は「take」を使うと意図的にパワーを伴って人に怒りをぶつけているイメージですね。

I took money.

は「私はお金を(自分のお財布などから)取った」ではなくニュアンスも訳すと「私はお金を(どこかから)奪った」と言うニュアンスです。

takeには「自分から働きかけて」という能動的なニュアンスがあります。覚えておきましょう。