意味が多くてなかなか使いこなせない単語figure。
どんな意味?と聞かれてもなんだかイメージがボヤけてしまいますよね。
今回はそんなfigureという単語の広い意味をカバーして使いこなせるようにしていきましょう。
目次
figureという単語
figureという単語は2つのパーツが組み合わさって出来ています。
形という意味のfigと名詞を作る役割をするureです。
この2つのパーツが組み合わさって作られるイメージは、ざっくり言うと「ぼやけていた輪郭がハッキリする」というイメージです。
まずはこのイメージをしっかり掴んで下さい。
Figureには名詞・動詞・イディオムの3つの使い方がありますが、このイメージを掴んでおくと全ての意味が分かりやすくなりますよ!
figureの意味
それではfigureの意味を品詞ごとに見ていきましょう。
名詞
形・人の姿・図・体型
I saw his sleeping figure.
(彼の寝ている姿を見た)
Please take a look at figure A.
(図形Aをご覧ください)
Watch out your figure.
(体型に気をつけて)
動詞
〜を絵などに表す・〜だと思う・計画する・計算する・理解する・解決する
She figured herself to be a great woman.
(彼女は自分のことを素晴らしい女性だと思った)
I figure on going to Canada.
(カナダに行くことを計画している)
I’m gonna figure it out without you.
(あなたなしでもやっていける)
理解する、解決する、というのは理解できなくてボヤけていたものや、解決できなくてボヤけていたものがクリアになる=理解する・解決する、というイメージですね。
計画する、というのもバラバラでボヤけていた計画がまとまって「計画」になるというイメージです。
figureを使ったイディオム
figureは決まった形でよく使うナチュラルなフレーズを表すことのできる便利な単語です。どんなものがあるのか見ていきましょう。
It figures!
(わかった!)
That figures!
(やっぱりね)
Go figure!
(意味不明なんだけど!)
That figuresは「そうだと思ったんだよね」という意味ですが、I knew itよりも柔らかい表現です。
I knew itは「それくらい知ってたよ」という少しきつい言い方になりますが、that figuresならそのようなきつい意味はなく気軽に使える表現になります。
find outとfigure outの違い
どちらも「分かる」という意味を表すこの2つの言葉。違いはどこにあるのでしょうか?
実はこの2つの言葉は「何によって分かるのか」ということによって見分けられるのです。目で見て、または耳で聞いて理解するのがfind out。頭で考えて理解するのがfigure outです。例文を見て見ましょう。
Let’s find out how many apples are there.
(りんごが何個あるか見つけてみよう=数えてみよう)
Can you figure out this question?
(この質問が分かりますか?=解決できますか?)
余談になりますが1つ目の例文のlet’s はlet usのことなので、自分もその動作を一緒に行う時に使います。
「そろそろ寝ましょうか」と友人に言いたい場合let’s go to bedと言ってしまうと、自分も同じことをするという意味なので、同じベットに今から向かうというニュアンスになってしまいます。
このlet’s をただ「〜しよう」という意味だと捉えている人が多いので、let’s はlet usであることを頭にしっかりいれておいてくださいね。
ちなみに「そろそろ寝ましょうか」はit’s time to sleepと言えばOKです。
understandとfigure outの違い
次はunderstandとfigure outの違いです。この2つはどちらも「理解」するという意味ですが何が違うのでしょうか?
understandは解決法や理解の仕方を与えられた上で「理解できる」というニュアンスです。
一方figure outは解決法や理解の仕方まで自分で見つけてその上で「理解できる」というニュアンスになります。
理解をするまでの過程に違いがあるんですね。
まとめ
今回はたくさんの意味を持つfigureという単語をご紹介しました。
洋楽の歌詞などにもよく登場する単語なので、もし洋楽を聴く機会があったら、ぜひ気をつけて聴いて見てくださいね。
それではまたお会いしましょう!