Hardと聞いたらあなたはどんな例文が思い浮かびますか?
This rock is hard(この石は硬い)や I studied so hard(私は一生懸命勉強した)などでしょうか?
Hardという単語は意味が多く、ごちゃごちゃになってしまっている人も多いかも知れません。一度曖昧に覚えてしまうといざという時使いこなすことが出来なくなってしまいますよね。
そこで今回はHardの意味も使い方を例文をたくさん使って確認していきたいと思います。
類似語との比較もご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください!
目次
Hardの基本イメージ
この単語の基本イメージは「物理的に硬い」です。
これから紹介する「難しい」「厳しい」などという意味も持っていますが、これらはあくまでも基本イメージが発展した形での派生意味になります。
物理的に硬いという事は力を加えても容易には形が変わったり動いたりしないということですよね。
そこから「難しい、厳しい」などの精神的な様子を表す意味が生まれたと言われています。
Hardの意味
Hardには意味が多くあります。1つずつ確認していきましょう。
①かたい
敢えて平仮名で表示しましたが「硬い」「固い」「堅い」すべてこのHardになります。
この単語の持つコアのイメージと一致した意味になりますね。
(このソファあんまり好きじゃない、硬いんだもん)
②熱心な
どんなことにも屈せずに、一途に、というイメージです。
(彼は英語のテストで満点を取った。彼は勉強家なんだ)
③厳しい
基本イメージから派生した精神面での「かたい」のイメージです。
(彼女に言い返せるわけないでしょ、厳しい人だし)
ちなみに「厳しいってstrictじゃないの?」と思う人もいるかも知れません。そんなあなたのためにStrictとhardの違いを説明しますね。
Strictはルールや規定に厳格にしたがっている感じ。融通が利かない「頑固」なイメージです。臨機応変さに欠け「でもルールだから!」と厳しく言い放つ感じですね。Strictは父親や教師の厳しさを表現するときによく使われます。
一方Hardはどちらかと言うとその場限りの軽い厳しさを表現しています。「お手柔らかに!」と言いたいときはDon’t take it strict on meでなくDon’t take it hard on meと言いますね。「(その場で)私に本気を出さないでください!」というニュアンスになります。
④お酒が強い
お酒が強いを表す単語にはpotentという単語もありますが、シンプルにHardを使ってもOKです。
(このお酒強いけど大丈夫?)
⑤難しい
「厳しい」と似ていますが「難しい」という意味もあります。
(これは難しい問題だから解決できないと思う)
ToughとHardの違い
どちらも「かたい」を表す言葉ですが違いはなんなのでしょうか?
Toughは「かたい→壊れにくい」という意味です。「丈夫」と言い換えることもできます。You’re tough(君、丈夫だね)などと言ったりします。日本語と同じニュアンスで使うことが出来ますね。
Hardは先ほど触れたように精神的な硬さにも言及することが出来ます。丈夫というよりはそのもの自体が硬い、ということに重点が置かれています。
Hardを使ったフレーズ
ここではHardを使った言い回しをいくつか紹介します。
(彼は問題児だ)
※砕くのが難しいナッツ→扱いが難しい人
(悪い癖は簡単にはなくならない)
※die hard→簡単には変わらないもの、死んでもなくならないもの
(金欠だ)
※困窮している、という深刻なニュアンス
まとめ
今回はHardの持つ意味とその使い方などを見ていきました。
単語をある程度覚えてきたら、今度はstrictとhardのように違いを理解していくと英語力が上がってきますよ!
Don’t take it hard on me!(お手柔らかに!)など便利なイディオムもたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください。