「待ち合わせ」を英語で正しく使おう!直訳はNGの理由とは?

2020年には東京オリンピックもあって外国人観光客がさらに増えてきますよね。

元々日本は外国からとても人気のある国で、日本にも住んでいる外国人はたくさんいますが、外国人の友達が出来たら遊んだりすることもあるかもしれません。

遊ぶ時に必ずするのが、「待ち合わせ」です。

しかし外国人となるともちろんコミュニケーションは英語になります。(相手が日本語ペラペラなら別ですが。)

日本人となら「明日◯◯で◯時に待ち合わせね!」と出来ますが、英語となると「待ち合わせ」に該当する英語がないので何て言えばいいのか困ってしまいます。

そして日本人がよくしてしまう「直訳」。これをしてしまうとネイティヴの人には通じないことがあります。

今回は「待ち合わせ」を正しい言い方で何と言うのか、その3つの表現法を教えます!



グーグル翻訳は当てにしない

まず、英語が不得意ですぐにグーグル検索する人は気をつけてください。中には直訳しすぎて変な訳になりネイティヴからすると何言ってるか訳わかんない場合があります。

そして知恵袋などでもたまたま見ている一般人ばかりなので、見ていると間違った翻訳をしている人がたくさんいます。

1番いいのは、このような英語サイトを見つけることです。

私のようにアメリカ在住だったり、日本に住んでいる外国人がやっている英語サイトや英語教師をしている人は知識があり、しっかりとした情報が得られるのでまずは英語サイトを見つけてみましょう!

ちなみに私が見つけた「待ち合わせ」の間違っている表現は「Appointment」や「Wait」です。

例えば「Let’s meet at an appointed place. ((所定の場所=待ち合わせ場所)で会おう。」というのは、あながち間違ってはいないんですが、ネイティヴはこのような話し方はしません。

代わりに「At this/that place (この/あの場所で)」を使います。

1番よく使われている表現「Meet up & Meet」

1番よく使われている待ち合わせの使い方はとってもシンプルに「Meet」を使います。

英語ってすごく奥深い時もあるんですが、逆にものすごくシンプルでもあります^^;

私も「あれ!そんな感じなの!?そんな簡単なの!?」と思うことは今でもよくあります(笑)

例文

  • Hey, meet me at the post office at 5. (ねぇ、5時に郵便局で待ち合わせね。)
  • We’re going to meet up at the post office at 5, and going to Nick’s house. OK? (5時に郵便局で待ち合わせてそれからニックの家に行くよ。いい?)
  • I’ll meet you at the post office at 5. (5時に郵便局で会おう(待ち合わせしよう)。)

◆おまけ

アメリカ人にもわからない人が多い「Meet」「Meet with」「Meet up (with)」の違い、分かる人いますか?

私もよく分からなかったので日本語ではなく英語のサイトで調べてみました!

・Meet someone

Ex.) I met Melissa yesterday. (昨日メリッサに会った)

これは、「unplanned」と言って予期してない時に使われるそうです。

・Meet with

Ex.) I’ll meet with my boss tomorrow. (明日社長と会う)

これは、上記と違って「planned」と言い予期している時やビジネスで使われるそうです。

・Meet up with

Ex.) Let’s meet up our friends at Sushi restaurant. (お寿司屋さんで友達と会おう)

これは、上記とフォーマルではない、複数の人と会う時に使われるそうです。

私の夫も言っていましたが、「Meet up」は複数、「Meet (someone)」はその人(相手)と2人の場合と言っていました。

けど決まったルールはなく、「Meet someone」の場合でも「Meet my friends」のように複数人に向けて使ったりするらしいので、知識として覚えておくくらいでいいと思います^^

ちなみに「meet」と「see」の違いは、「meet」は初めて会う、「see」は2回目以降です。

例文

  • Nice to meet you. (初めまして)
  • Nice to see you (again). (また会えたね/また会えて光栄です)

「Rendezvous」はフランス語

あの有名なイギリスのバンドOne DirectionのPerfectの歌詞にも
「And if you like having secret little rendezvous (秘密の待ち合わせが好きなら)」と「Rendezvous」が入っていますが、「Rendezvous」は実はフランス語からきてるんですね!

読み方は「ランデブー」です。通りで読めない訳です!(笑)

ずっと英語読みしていたんですがなかなか読めなくて苦戦していました^^;

ちなみにこの言葉はそのまま「待ち合わせ」という意味になりますが、アメリカ人が使っているのは未だに聞いたことがありません。

どうやって使うのか、海外サイトでサーチしてみました。

I have a rendezvous with a friend in three weeks.
(3週間後に友達と会う約束(待ち合わせ)がある)

こうしてみると、使い方は「Meet with someone」と同じようですね。

ただこちらの場合は「名詞」なので主語と動詞を忘れずに。

「Arrange」は形式ばった言い方

最後の表現の仕方は「Arrange」で、意味は「手配する・順序を立てる」なんですが、「アレンジ」というと「手を加えて自己流にする」というイメージがありますよね。

実は英語だと使い方が異なるということを覚えておくといいです!

例文

  • I have arranged to meet my boss. (明日社長と会う約束がある。)
  • I have arranged to have an interview tomorrow. (明日面接が行われる。)

この「arrange」はフォーマルな表現なので友達同士や家族同士では使わず、ビジネスの中で使われることが多いです。

そして、もう予定が決まっていることから「Have arranged」と使います。

まとめ

「待ち合わせ」の3つの言い方をまとめてみましたがどうでしょうか?

アメリカ人でも意味や使い方が分からなかったり、その単語を使ったことがほとんどなかったりするので、海外でバリバリ働く人でなければカジュアルな言い方でも全然問題ないで!

日本だと文化がそうさせているのかもしれませんが、初めて会う人や目上の人に敬語を使わなかったり友達感覚っぽく話してしまうと冷たい目で見られがちです。

しかし英語には日本語のように決まった敬語はなく、初めて会った人でも前から友達だったかのように話したりするので、気にしすぎない方がいいと思ったのがアメリカに住んでいて思ったことです(笑)

「Rendezvous」や「Arrange」は使う人はもちろんいますが、日常英会話や友達同士で使う場合にはほとんど出てこないので、まずは「Meet」を使うことをオススメします!