「せっかく」という言葉は、さまざまなシチュエーションで使われますよね。
「せっかく早起きしたのに、今日は仕事が休みの日だった。」とか、
「せっかく遠出したんだから、いろんなところに行ってみようよ。」などなど。
英語では状況に応じてこれらの「せっかく」という言葉を使い分ける必要があります。
今回は、そんな「せっかく」を表現したいときに使える英語をご紹介していきます!
目次
「せっかく~だから」を表す「Since~」
「せっかく京都に来たんだから、金閣寺を見に行こうよ。」なんて感じで、「わざわざ~したんだから」といった意味で、「せっかく」という言葉を使う場面ってありますね。
そんな時には「Since~」といった表現が使えます。
例えば、
せっかく京都にいるんだから、金閣寺に行こうよ。
Sure, why not!
いいね。乗った!
とか、
せっかくはるばる日本に来たんだから、松坂牛を食べるべきじゃない?
I know right. But it’s too expensive, we have to find the place we can eat cheaper price.
そうだね。でもちょっと高すぎるよね。安く食べられるところを見つけなくちゃね。
なんて感じです。
「Since~」という表現に、「はるばる」といった意味のある「All the way」なんかを付け加えると、より「せっかく来たんだから」という印象を与えることができますよ。
「せっかく~したのに」という気持ちを表すなら「After all of that~」や「Even though」
せっかく大変な思いをして何かをしたのに、残念な結果になってしまう事もありますよね。
そんな気持ちを表す時には、「After all of that~」や「Even though」などのフレーズが使えますよ。
「After all of that~」というフレーズには、「努力したのに」とか「頑張ったのに結局~だった」なんてニュアンスのあるフレーズです。
例えば、
せっかく努力したのに、私のアイデアは却下されてしまった。
とか、
せっかくたくさん話したのに、彼女は何も理解していないと気づいた。
なんて感じです。
努力が無駄になってしまった気持ちを表すのにピッタリな表現ですよ。
「Even though」というフレーズは学校で習った気がする!と記憶の中にある方も多いのではないでしょうか。
「~だったのに」とか、「~したのに」といった意味のあるフレーズです。
「せっかく~だったのに」と言いたいときは、
I don’t have opportunity to use the knowledge in my company.
せっかく大学で英語を勉強したのに、今働いている会社ではその知識を使う機会がない。
とか、
せっかくがんばって働いたのに、今年は昇給がなかった。
なんて感じになります。
頑張ったのに報われなかった残念な気持ちや悔しい気持ちを表現するときに使ってみましょう。
注文の時などに使える「Might as well」
私がオーストラリアで留学中にバイトをしていたレストランで、よく耳にしたのが「Might as well」というフレーズ。
オーダーを取る時に、
ご一緒にみそ汁はいかがですか?
と聞いていたのですが、その答えに「Sure.(いいですね。)」「No thank you.(いや、いりません。)」のほかに、
せっかくですからいただきます。
何て答えが返ってきました。
最初はどうゆう意味なんだろう?と思っていたのですが、調べてみると「せっかくですから。」とか「それもいいですね。」といった意味があると分かりました。
この表現を使う際には、
せっかくいいお天気だから、公園にでも行こうよ。
なんて感じで、「Since~」と「Might as well」を一緒に使う事もありますよ。
使えるとネイティブっぽさがグーンとアップするフレーズです。
「Thank you」や「Sorry」を使って気持ちを表そう
「せっかく」というフレーズを使わなくても、「Thank you」や「Sorry」という言葉を付け加えることで、「せっかく~なのに」といったニュアンスを表現することもできます。
例えば、
せっかくのお誘いですが、その日はとっても忙しいんです。
とか、
せっかくですが、その日は空いていません。
なんて感じになります。
「せっかく」というフレーズをど忘れしてしまった時には、こんな感じのシンプルな表現もアリですよ!
まとめ
- 「せっかく~だから」を表す「Since~」
- 「せっかく~したのに」という気持ちを表すなら「After all of~」
- 注文の時などに使える「Might as well」
- 「Thank you」や「Sorry」を使って気持ちを表そう
今回は、「せっかく」という言葉を英語で表現する方法をご紹介してきました。
日本語では「わざわざ」といった意味で使われる場合も、「大変な思いをしたのに」といった意味で使われる場合も、「せっかく」という言葉が使われますが、英語では同じ言葉ですべてを表すことができません。
ですので場面に応じて、正しい表現を使えるようになれると良いですね!