「調子に乗る」を英語で言うと?覚えておきたい7つのフレーズ

「調子に乗る」というと、羽目を外し過ぎるとか度を越すという意味がすぐに思い浮かびますね。

もう一つ、物事が順調にいっているとかいう意味もあります。

例えば「ビジネスが調子に乗ってきた」とかですね。

でもここでは前者の「調子に乗る」の英語での言い方を見ていくことにします。

「調子に乗る」という一言は、日本語では言い方や声のトーンなんかでいろんなニュアンスに変えることができますよね。

では英語でも、日本語と同じように「調子に乗る」の一言でいろんな場面で使えるでしょうか?



調子に乗って流される?

いわゆる「羽目を外す」感じの調子に乗るは「carried away」です。

直訳すれば「遠くに運ばれる」ですので、意味合いとしては「流される」となり、考えや行動が流される、というふうになりますね。

・Don’t get carried away.(調子に乗らないで)

はよく使われるフレーズです。

「調子に乗らないで!」と日本語で言えば結構きつい表現となりますが、この「Don’t get carried away.」は必ずしもきつく言う感じではなく、例えば興奮している友人にちょっとした忠告といった感じで使われたりもします。

この「carried away」、流されるという意味になることから、私はどうしても島流しを連想してしまいます。

調子に乗っていると島流しにされる、というふうに覚えていました。

 

また、似たような表現としては「Don’t push your luck.」もあります。

これは直訳すれば「運を押すな」ですが、運を押し出してしまわないでね、つまり「調子に乗らないように」ということになります。

・Don’t push your luck.
・Don’t press your luck.

この二つは「Don’t get carried away.」と同じ意味合いでの「調子に乗らないでね。」になりますね。

どちらもきつく非難するというよりは、諌めたり忠告したりといった感じです。

ちょっとキツ目の調子に乗るなは?

よく使われるフレーズは

・Don’t get cocky!

です。

まさに「調子にのるな!」といったところでしょうか。

「cocky」は気取ったとか自惚れたとかう意味です。

キツいニュアンスで言うこともできますし、友人同士で軽くジョーク程度に使うこともあります。

 

この「自惚れた、気取った、お高くとまった」の意味の単語を使って「調子に乗る」を表現するにはこんなのもあります。

・He is so over confident.(あいつは本当に自惚れたやつだ。)
・What an arrogant guy he is.(同上)

「confident」は「自信を持つ」の意味ですから、「over confident」で「自信過剰」になります。

直訳すれば「自信過剰になるなよ」なので、つまり「調子にのるなよ」ですね。

 

また「arrogant」は「傲慢な」という意味ですから「傲慢になるなよ=調子に乗るなよ」ということができます。

ここで少し脱線しますが、この「arrogant」と間違われやすいのが「elegant(優雅な)」ですにどちらも最初にアクセントがあるし、LとRの発音の違いが判りづらい日本人としては、とても聞き間違えやすいのです。

でも意味が全く違ってきてしまいますので気をつけましょう。

「elegant」は日本語でも割とおなじみな言葉ですよね。「arrogant」はネガティブな意味で使われます。

私も最初、この違いがわからずに、同僚たちが誰かのことを噂していて、

「She is so arrogant!」と言っているのを聞いて、なんでエレガントと褒めているのにこんなにヒソヒソ意地悪なふうに喋ってるんだ?!と密かに驚いていたことがありました。

後でその間違いを知って、あーなるほどー!とすごく納得したのを覚えています。

というわけで、この「cockey」のように「気取った、自惚れた」の意味を持つ単語を使って、「調子に乗る」を表すこともできるのですね。

まとめ

それではもう一度おさらいです。

「気をつけなよ」的なニュアンスの「調子にのるなよ」は以下の3つのフレーズでしたね。

  • Don’t get carried away.
  • Don’t push your luck.
  • Don’t press your luck.

それからもっとカジュアルで、きつくも言える「調子にのるなよ」はこちら。

  • Don’t get cocky!

そして他の「調子に乗る」の表現は以下です。

  • over confident
  • arrogant

その場や相手に合った表現を見つけて言えるようになるといいですよね。

どんどん話して会話のフローに慣れ、簡単にこんなフレーズが出てくるようになれるよう頑張りましょう!