「この人とは気が合う」。これって考えてみると、本当に不思議な感覚ですよね。
長い付き合いの友人はもちろん、初めて会って話した人にもこう感じることってあるものです。
なぜか波長が合ったり、初めて会ったような気がしなかったり。
そんな経験、みなさんにもきっとありますよね。
そしてそう感じた相手は、向こうも同じように感じているものです。だから「気が合う」んですよね。
今回は、そんな「気の合う」のフレーズを見ていきましょう。
「気が合う」=「うまくいく」?
「気が合う」つまり「うまくいってる」のようなニュアンスで良く使われるのはこちら。
・get along
「get along with〜」で、「〜と気が合う」という意味になります。
また、「well」をつけると、さらに「とても気が合う」になりますね。
例文を出してみましょう。
などです。
「Get along! (仲良くしなさい!)」は、子供同士のケンカに対して母親が口を挟んで言っている感じですね。
良く公園なんかで聞こえてくるフレーズです(笑)。
それから面白い表現はこちらです。
・have chemistry
「chemistry」は「化学」という意味ですね。これを使って「気が合う」を表現することも多いんです。
つまり、人と人との間に起きる「化学反応」というわけです。
「They have good chemistry. 」で、直訳して「彼らには良い化学反応がある」、つまり「彼らは気が合う」になるわけです。
もう少し例文をあげてみましょう。
などです。とても的確で、面白い表現ですよね。
「気が合う=相性が良い」といったニュアンスです。
確かにまるで化学反応のように、惹かれ合う相手、逆にどうしても生理的に受け付けない相手というものがあります。本当に不思議なものです。
気が合わない「化学反応」の場合は、「bad chemistry」で表すことができます。
「I have bad chemistry with that guy.(あいつとは本当気が合わない)」という感じですね。
まだある「気が合う」の英語フレーズ
この他にも「気が合う」の表現は結構あります。一つ一つ見ていきましょう。
まず、とてもカジュアルなこのフレーズ。
・hit it off
友人同士、また恋人同士でも使えます。
「Did they get along?(彼ら、うまくいった?)」「 Yes, they hit it off!(うん、気が合ったようだよ!)」という感じです。
カジュアルなスラングなので、さらっと使えたらクールですね。
それから・・
・compatible
辞書を引いても気が合う、うまくやれる、などと出てきます。
現代ではPC用語で「互換性がある」という意味合いで使われたりもしますね。
これは語源が面白くて、「com(共に)」プラス「patible(耐えられる)」で、「共に耐えられる=ウマが合う、気が合う」ということのようです。
「We are compatible.」で「私たちは気が合う」と表現できます。
主に恋人同士で使われるのはこちら。
・made for each other.
「お互いのために作られた。」というわけです。
「We are made for each other.」はなんともロマンチックな口説き文句ですね。
・good match
これはなんか日本語でも「マッチしてる」なんていうので馴染みがある感じのフレーズですね。
「match」は「一致させる」などの意味があるので、「good match」で「いい一致=いい相性=気が合う」という感じでしょうか。
と表現できます。
また「matching site(マッチングサイト)」で「出会い系サイト」という意味です。
ちなみにこちらで「matching site」というと怪しいサイトではなく、割と真面目にパートナーを探している人用の、ちゃんとしたサイトだったりします。
筆者にもこのマッチングサイトで出会ったパートナーと結婚した友人が3人います。
まとめ
「気が合う」は、直訳にすると結構面白い表現が多いですね。
まとめてみましょう。
- get along
- have chemistry
- hit it off
- compatible
- made for each other.
- good match
でしたね。その時の状況に合わせて使い回してみましょう。
友達に改めて「気が合う」と言われても、初対面の人に「気が合うね」と言われても、どちらも嬉しいものです。
「気が合うね」の気持ちを伝えて、もっと仲良くなれたらいいですね。