「徹底的」とは、「余すところなく、すみずみまで、抜本的に」という意味です。
とことん追求して、といったところでしょうか。
「良く掃除しておいてね。」と言うより、「徹底的に掃除しておいてね。」の方が、手が抜けない感じがしますよね。
この「徹底的に」という言葉、思ったより結構いろいろな場面で使われているかもしれません。
英語でどのような表現があるか、早速見ていきましょう。
一番しっくり来る「徹底的に」は?
「thoroughly」という単語がまさに「徹底的に」を表します。
先ほどの例文です。
「thoroughly」をつけることで、「徹底的に」という意味が付け加えられます。
また、
「completely」は、「完璧に」という意味で、「徹底的に」と非常に似た言い回しになりますね。
どちらも「really well」よりもずっと手の抜けない掃除をしないといけない感じです。
もう少し「thoroughly」の例文を挙げてみます。
このように、議論であったり、探し物や調べ物などのトピックにおいてよく使われます。
「thoroughly」は、まさに日本語での「徹底的に」のように、くまなく、すみずみまでといった意味になりますね。
他にもある?「徹底的に」の英語表現
他にも先ほど挙げた「completely(完璧に)」のように、「徹底的に」と似た表現になる言葉を見ていきましょう。
例えば「intenesly」。
「激しく、強く」などの意味ですが、これを使った例文を見てみます。
「彼女は激しく嫌われていた。=彼女は徹底的に嫌われていた。」と言い換えることができるでしょう。
この「intensely」は「強烈な、熱烈な」などの意味の「intense」の副詞です。
「intense person」で「個性の強い人、熱情的な人」という意味になったり、「intense pain」で「激痛」という意味になったりすることからも、この単語の持つ意味のニュアンスがなんとなくわかりますよね。
「徹底的」という言葉の持つ強さと似たものがありますので、置き換え可能なのも納得がいきます。
他には、「totally」という単語は覚えておいて損はないでしょう。
本来の意味は「全く、すっかり」であり、これも「徹底的に」と置き換えることができます。
ここでいう「totally(すっかり)」は、完全にクタクタといったニュアンスですから、「徹底的に疲れた」と言えるのではないでしょうか。
この「totally」にはこう言った本来の意味での使われ方ももちろんありますが、最近ではほぼスラングのように、何にでも使われている感もあります。
などです。
まず、「 Totally!」だけで相槌になっています。
意味は、「そうだよね」「わかる〜」「本当にね」みたいなニュアンスで、何かに激しく合意する感じです。
「まさにそのとおり!」といった感じでしょうかね。
若い人たちの会話を聞いていると、「 Totally!」と「cool!」「like〜、like〜、(〜みたいな)」しか聞こえてこない気がするのですが、歳をとった証拠でしょうか。
他にもこの例題の「totally delicious、totally awesome」のように、言葉の前につけることでそれを強調する役割をしています。
「very」と同じ意味合いで使われていると言っていいでしょう。
上の二つは全く同じ意味になります。
「それ大丈夫?」「全然平気!」といった感じですね。
「totally」を使うと、今っぽい感じになりますね。
日本語でも、この「totally」に当たるような、何かを強調する言葉は流行がありますよね。
「超」「鬼」「激」などありましたが…現在は何が流行っているのでしょうか?
まとめ
いくつか「徹底的に」を表す英語の言葉をあげてみました。
もう一度おさらいしてみましょう。
「thoroughly」で、まさに日本語でいう「徹底的に」を表すことができます。
他には、「completely」「intenesly」「totally」がありましたね。
どれも直訳で「徹底的に」とは言えないですが、「完璧に、激しく、まさに」など、言葉の持つ強さが「徹底的に」と似ていますので、場合によって使い分けてみてください。
また、「very」の代わりに「totally」を使ってみると、ちょっとネイティブに近い感じになるかもしれませんよ!