みなさんこんにちは!
「bit」という単語、聞いたことがありますか?
「bit」は「少し」という意味で覚えている人が多いと思いますが、実はイディオムなども多くいろいろと使える単語なのです。
そこで今回は、この奥深い「bit」という単語について掘り下げて考えてみたいと思います。
この機会に「bit」の意味と使い方を完全にマスターしてしまいましょう!
「bit」のコアの意味
まずは「bit」のコアの意味を押さえておきましょう。
「bit」はもともと「bite(噛む)」からできた言葉です。そこから派生して「ひとかじり、少量、わずかなもの」という意味を持つようになりました。
名詞ですが可算名詞ですので「s」をつけることができます。
「bit」の意味
「bit」には「わずかな、少し、少量の」という意味があります。
また、時間や期間などを指して副詞的に「しばらくの間、わずかな間」、「少しも〜でない」という意味になることもあります。
さらには、映画やドラマ、劇などの「シーン」という意味や、イギリスでは「小銭」という意味もあります。
※ちなみに映画やドラマ、劇などの「セリフ」は英語で「line」と言います。
「bit」の使い方
では、さっそく「bit」の使い方をみていきましょう。
(ちょっと疲れたから、少し休ませて)
(本日仕事を休ませていただけないでしょうか。少し熱があるので)
(少し話せる?)
(ちょっと待って)
(全然おもしろくないよ、帰りたい)
(スーパーマンが敵を倒したシーンが好きです)
気をつけておきたいのは「bit」の「少し」というのは「少ししかない」と捉えることもできますし、「少しだけある」と捉えることもできるということです。
I speak French a bit.
は「少ししかフランス語が話せない」という意味にもなり得るし、「少しだけフランス語が話せる」という意味にもなり得るということです。
「a bit」と「a few」の違い
「a bit」というのは飲み物やチーズ、自信や才能など不可算名詞につき「少しの」という意味を表します。
(冷蔵庫に少しだけチーズがある)
(君には少し自信が必要だと思うよ)
「a few」というのはリンゴや物事など可算名詞に対して使うことができ「少しの」という意味を表します。
(リンゴが少しテーブルの上にある)
(今日確認しなければいけないことが少しある)
「a bit」と「a little」の違い
「a bit」と「a little」はほとんど同じ意味ですが以下のような違いがあります。
- 「a bit」と「a little」では「a bit」の方が口語的
- 「a bit」と「a little」では「a bit」はイギリス英語、「a little」はアメリカ英語のようなイメージがある
- 「a little」は「She’s a little girl」のように「小さな〜」という言い方ができるが、「a bit」にはできない
ですので、
(彼は小さいが英語をよく理解している)
ということはできますが
ということはできません。
「bit」を使ったイディオム
最後に「bit」を使ったイディオムをご紹介します。
・Not a bit(全然、全然〜でない)
(あなたのパソコン使っても良い?)
Not a bit.
(全然気にしない=どうぞ)
・Lil bit(=little bit)
(ちょっと待って)