「Likely?」――何それ?“like”と関係あるの?なんて思ったあなた!
今回はそんなあなたのために色んなシチュエーションで使えるlikelyという単語の意味と使い方を解説していきます。
しっかり覚えていなかったという人はこれを機会に覚えて使えるようにしてみて下さいね!
目次
Likelyの語源
Likelyという単語はゲルマン語の“likr”が由来の言葉だと言われています。
この“likr”は「そのような」「似ている」という意味の単語で、英語のlikelyになってからもその意味が残ったと考えられています。
Likelyの意味①もっともらしい・ありそうな(形容詞)
この意味でlikelyを使うと「そんなバカな!」という日本語を英語で言うことが出来るようになります。
では例文をいくつか見ていきましょう。
(社長は明日視察に来ると思う?)
It’s a likely situation.
(ありそうなシチュエーションだね)
(外曇ってる?)
Umm…rain is likely.
(うーん…雨振りそうかなあ)
(目覚めたら部屋にモンスターがいて戦わなくてはいけなくて…それで遅刻しました)
It’s a likely story.
(それはありそうな話だな(嫌味)→そんなバカな)
Likelyの意味②〜しそう(形容詞)
Likelyを使った「〜しそう」は起こる確率が60%ぐらいの時に使います。
またLikelyはフォーマルな場でも使える言葉なので日常会話だけでなくビジネスシーンなどでも使う事が出来ますよ!
(俺たぶんマネージャーになるかも)
That’s great! Let’s out for some beer!
(すごい!呑みに行こう!)
(最近ずっと雨だよね)
It’s likely to be a cold day today too.
(今日も寒い日になるかもね)
Likelyの意味③適当な(形容詞)
「適当な」という意味から派生して「心当たりのある」「思い当たる」という意味でも使う事が出来ます。
(誰もいないじゃん!)
It’s a likely place for study.
(勉強には適当でしょ=勉強には向いてるでしょ)
(思い当たる友達には全員聞いたけど誰が私のペンを持ってるかは分からなかった)
I’m sorry to hear that.
(それは残念だったね)
(その方が適当に受け入れられる→その方が無難)
Likelyの意味④有望な(形容詞)
「将来有望だね!」「有望な若者だね」なんていうこともこのlikelyを使って表すことができます。
(彼女はA会社に受かったんだって!)
Wow! She’s a likely woman!
(わあ!将来有望だね!)
(みなさんのような有望な若者に本日集まって頂いたことを大変光栄に思います)
Likelyの意味⑤たぶん(副詞)
Likelyには形容詞だけでなく副詞としての使い方もあります。
副詞の場合はmostやveryを伴って「たぶん」という意味になります。
(え?ここどこ?たぶん道に迷ったみたい)
No waaaaaaaay!
(まじかー!)
(トムは?)
He has most likely gone home already.
(たぶん家に帰ったと思う)
(俺のおばあちゃん90歳)
Yeah, she looks young. I think she’s likely to live to be 100.
(うん、若く見えるよね。たぶん100歳まで生きそう)
Likelyとprobablyの違い
「たぶん」を表す単語にはprobablyという単語もありましたよね。違いをクリアにしていきましょう。
Likelyは主に客観的な判断で「たぶん」と言いたい時に使います。
(女性というのはおそらくいつも話している)
それに対してprobablyは主観的な判断で「たぶん」と言いたい時に使います。
(彼女はあの映画に興味がないから忘れると思う)
まとめ
Likelyには形容詞としての意味と副詞としての意味がありました。
- もっともらしい・ありそうな(形容詞)
- ~しそう(形容詞)
- 適当な(形容詞)
- 有望な(形容詞)
- たぶん(副詞)
また“not likely”(たぶんない)というイディオムもありますのでぜひ使ってみて下さいね!それではまたお会いしましょう!