「memo」と「note」の違い。メモを取るって英語で言うには?

「あ!ちょっと待って!メモります!」この言葉とっさに英語で出てきますか?

意外となかなか出てこない人が多いかも知れませんね。今回の記事はそんなあなた必見です。

英語にはmemoとnoteという単語があるのですが、その違いは少し複雑。

間違えて使ってしまうと日本語に引きづられた「ザ・ジャパニーズイングリッシュ」になってしまいます!

そこで今回はmemoとnoteの違いを明確にし、さらには「メモります」を英語で言えるようにしていきましょう。



memoとnoteの違い

memoの意味は?

この単語はmemorandumの略です。紙に書かれた情報という意味では日本語の「メモ」と同じですが、英語のメモの基本的な定義は「誰かの為に書かれた人と共有するための情報」という定義。

つまり町内会のお知らせや、社内連絡用の用紙などがこのmemoなんですね。

ではこれは私たちが日常で使っている「メモ」と一致するでしょうか?いいえ、しませんよね。

私たちのメモは基本的に他人と共有するために書かれたものではありません。あくまで自分の記憶に留まるように、後で自分で確認が出来るように書くものです。

つまり日本語のメモ=英語のmemoではありません。日本語のメモは英語ではnoteに近いです。では次はnoteという単語について説明しますね。

noteの意味は?

先ほど出てきたようにこちらが日本語のメモの意味に近いです。noteは「自分の為に書かれた他人と共有しない情報」です。

ノートのことを英語ではnotebookと言いますが、notebookの中に書かれているものがnoteですね。

noteは日本語と同じく短い文章を指しますので、短い文章を書きたせる付箋のことはsticky noteと言います。

ちなみに「メモのご用意をお願いします」と言いたいときはhave a pen readyと表現できます。

memoとnoteを使った表現

ではmemoとnoteを使った役立つ表現をご紹介します。

Didn’t you get the memo?
(知らなかったの?)

直訳は「メモを取らなかったの?」ですが、その人のせいでなく何かのミスでその人に伝わらなかった時にも使えます。

相手を責めているのではなく「あれ?知らなかった?」という軽いニュアンスで使うことが出来ます。

ちなみにDidn’t you know?(知らなかったの?)は少し失礼な言い方になります。「そんなことも知らなかったの?」というキツイ言い方に聞こえてしまいますので、

知らなかったの?と言いたいときはDidn’t you get the memo?を使いましょう。

Note says~
(〜とノートに書いてある)

ノートに書いてある、と言いたいときはsayという単語を使います。

例えば

The note says“I’ll be right back”.
(メモにはすぐ戻るって書いてあるよ)

などと言うことが出来ますね。

「メモを取る」を言えるようになろう!

メモを取るはmake a note, take a note, jotなどの言い方があります。

Please make a note of my address.
(私の住所をメモしてください)

Taking a note in English is hard for me.
(英語でメモを取るのは難しい)

Hold on, I’ll jot down.
(ちょっと待って、メモるから)

Jotはネイティヴスピーカーの間でよく使われている「メモる」という単語です。カジュアルなのでビジネスの場には向きませんが、友人同士でしたらcan I jot it down?(メモって良い?)などと使うことが出来ますね。

またnoteという単語はtake a noteなどと名詞として使うこともできますし、それ単体で動詞としても使うことが出来ます。

I noted down things that grabbed my attention.
(私は気になったことをメモした)

※A grabs my attention=Aは私の興味を誘った=Aが私は気になった

まとめ

memoとnoteの違いがお分かりいただけたでしょうか?根底の定義をしっかり理解すると、発展させて使うときや状況が変わった時でも、しっかりと間違うことなく使うことが出来ますね。和製英語はもともとの英語の意味と違ってしまっているものが多いので要注意です!Jotという単語も聞きなれない人が多いかもしれませんが、カジュアルで便利な単語なのでぜひ覚えてみてください。それではまたお会いしましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!