「調整する」といってもいろいろな意味で「調整する」を使いますよね。
英語では、「調整する」をどんな意味で使うかによって適した単語がいくつかあります。
私は「調整する」のイメージはスケジュールを調整するが最初に思い浮かびました。
でも、よく考えてみればいろいろな意味で「調整する」を使っていることがわかります。
英語は日本語でどんな意味を伝えたいかを考えないといけないと使い分けできません。
今回の「調整する」を何を調整するのかを考えて意味の合う単語を使えるように覚えてくださいね。
スケジュールを調整する
スケジュールを調整するという時には、coordinateを使います。
名詞は、coordinationになります。
coordinatorはよく聞くと思いますが、仕事の進行や調和が取れるよう調整する仕事をしている人のことを指します。
scheduleという名詞を使って「調整する」を表現することができます。
私は自分のスケジュールを調整します。
他には、calendar 動詞としてスケジュールを調整するという意味で使うことができます。
考え方の違いを調整する
考え方の違いを調整するという場合は、adjust、accommodateなどを使います。
adjustは合わせるという意味を含んでいます。
名詞はadjustmentで、make an adjustmentもイディオムで「調整する」の意味として使うことができます。
私は状況に応じて調整します。
修正するという意味で使うこともできます。
accomodateは融通するという意味を含んでいます。
宿泊するという意味でよく使われますが、文化の違いを調整するの意味で使う場合適しています。
名詞はaccommodationとなります。
楽器や温度を調整する
ギターやピアノなどの楽器をチューニングするといいますが、そういう場合はregulateを使います。
名詞はregulationになります。
温度や時計の針を調整するという場合にもregulateを使います。
controlは日本人にも馴染み単語ですが、制御するなどの意味を含んでいます。
名詞も同じcontrolになります。
名詞では取り締まり、監督の意味になりますので動詞で使う場合は名詞の意味を含む「調整する」として使いましょう。
機械やパソコンを調整するという場合には、set upというイディオムを使うことができます。
「調整」と表す名詞も合わせて覚えよう
前に「調整する」の説明の中に動詞と合わせて名詞を紹介しました。
「調整」を表す名詞はほかに、setting、preparation、tuning、fixingなどがあります。
ビジネス用語としても、業界によってよく使われる単語が違います。
例えば音楽業界では、tuningをよく使います。
いろいろな単語がありますが日常よく使う単語と専門的に使う単語とありますので、日常よく使う単語は詳しく解説した「調整する」で紹介した単語だと思います。
基本的な単語の使い分けを充分理解してから、次のステップとして専門分野などで使う難しい単語の知識を増やしていくようにすることをおすすめします。
単語の勉強は品詞や発音を同時進行で勉強する
ボキャブラリーを増やす勉強はひたすらコツコツ毎日やっていくしかありません。
今回の「調整する」は動詞と名詞を同時に覚えることで短期間でボキャブラリーを増やすことができると思います。
make an adjustment や set up のようなイディオムもありますし、他の動詞と名詞を組み合わせた英作ができます。
ある程度の文法や基礎単語が身についた次のステップとして、ひたすらボキャブラリーを増やす勉強をする期間を作ってもいいでしょう。
英単語はニュアンスの違いによって使う単語が変わりますので、日本語の意味と比較しながら正しい単語を使う必要があります。
ニュアンスの違いを掴む勉強としておすすめなのは、動詞だけでなく名詞の意味を調べてその日本語意味からニュアンスを掴む勉強法です。
そして、単語の発音も声に出して覚えてください。ぜひいろいろな品詞と同時に発音の練習もするようにしましょう。
英語習得の時短になると思いますよ。