突然ですが問題です!「できるだけ早く」は英語で何と言うでしょうか?
これを読んでいるあなたは答えられましたか?答えられたあなたはいくつの表現を挙げることができましたか?実は英語にはたくさんの「できるだけ早く」の表現があるんです。
今回はそれらの表現をご紹介…したいのですが、ちょっと待って下さい!このテーマには落とし穴があるんです。実は丁寧でない場合があります。
今回はあなたがきちんと場に応じた「できるだけ早く」の表現を使いこなせるように、その落とし穴も一緒に見ていけたらと思います。それではさっそく始めていきましょう!
「できるだけ早く」の表現
まずは「できるだけ早く」の英語表現にどんなものがあるのか、ご紹介したいと思います。
Please let me know as soon as you can.
(なるべく早く知らせて下さい)
丁寧な表現です。ビジネスでも日常会話でもどちらでも使うことが出来ます。
Please let me know as early as possible.
(なるべく早く知らせて下さい)
可能な限り出来るだけ早く、というニュアンスになります。絶対に最優先にして下さい、という強い意味はありません。
Please give me the earliest possible phone call.
(なるべく早く電話を下さい)
I’ll do my best to let you know early.
(なるべく早く知らせますね)
Do my best は英語学習者の間ではよく知られている「頑張る」という表現になりますが、この表現を使って「なるべく早く〜する」という言い方をすることが出来ます。
I’ll write replay at my earliest convenience.
(なるべく早く返事を書きます)
Please let me know immediately.
((なるべく)早く知らせて下さい)
Immediately はかなりの緊急性を要する言葉ですので、少し強いニュアンスの言葉になります。相手と状況をよく見て使った方が良いかもしれませんね。
Please let me know as soon as possible.
(なるべく早く知らせて下さい)
1番ポピュラーな言い方が As soon as possibleかも知れませんね。聞いたことがある人も多いと思います。実は誤解を招く可能性のあるややこしい表現がこの As soon as possible なんです。続いてはこの As soon as possible について掘り下げてお話ししてききますね。
As soon as possible を徹底的に解説!
As soon as possible は頭文字を取ってASAPやa.s.a.p.またはasapなどと表現されることがあります。特にこれらの略した形式のイメージはズバリ「厳しそうな軍隊のイメージ」なんです。
もともとこの言葉が使われたのが軍隊が始まりと言われているため、厳しい訓練をする軍隊のイメージが今でもあります。
I need your help ASAP.
Please give me an answer ASAP.
など文末に付けて使いますが、ビジネスなどで使える丁寧さはありません。場合によっては失礼な言い方になってしまうことがありますので注意が必要です。
ビジネスなど丁寧な表現が必要な場合は as soon as possible と略さないで書くか、先ほど紹介した別の表現を使った方がベターです。
余談ですが、昔の英語の詩にこんなものがあります。
(祈るものにはすぐに神のお導きがある)
気づきましたか? Always Say A Prayer の頭文字が ASAP になっていて、次の文章にもASAP が含まれています。ASAPを使ったユニークな詩ですね。
まとめ
今回は「できるだけ早く」という表現について学習しました。色々な言い方があって覚えきれないかと思いますが ASAPはビジネス向きの丁寧な表現ではないことだけ頭にいれておいて下さいね。
まずはひとつ自分の使いやすいフレーズを決めて、それを使っていくのも良いかもしれません。口が覚えればスラスラ英語が出てくるようになりますよ!それではまた^^!