「Good」は誰でも知っているように、「良い」という意味ですよね。
ではこれに「with」がつくと、どのような意味になるでしょうか?
その他にも「Good」は「Good at」や「Good on」などのように、後ろに何かがくっついて、意味をなすフレーズになる場合があります。
どれも簡単な言葉の組み合わせですので、意味を覚えればとても使いやすいです。
こういった簡単な言葉で成り立っているフレーズは、発音などもさほど気にしなくて通じますから、どんどん覚えて使いましょう。
それではまず、「Good with」を見ていきましょう。
「Good with」の意味
「Good with」、これは「何かを扱うのがうまい」という時に使います。
それは人でも物でもなんでもいいのですが、それらを扱うのがうまい、という場合です。と言われてもピンと来ないと思いますので、例文を上げていきます。
なんとなく掴めましたか?
「He is good with children. 」は、「子供といるのが上手い=子供の世話が上手い」となります。子供の扱いが上手いというわけです。
「I am good with computer. 」は、「コンピューターの扱いが上手い=コンピューターに強い」。
「She is good with money.」は、「お金の扱いが上手い=お金のやりくりが上手い」という意味になります。
また、否定形になる場合は、「not good with」となります。これは、「全くだめ」というよりは、「あんまり得意ではない」といったニュアンスです。
例えば、先ほどの例文をまた使ってみますと、
は、「彼は子供の世話がてんでできない」というよりは、「彼は子供の世話があまり得意ではない、苦手である」程度の否定になるでしょう。
「Good at」との違いは?
ではその他の「Good〜」も見ていきましょう。
一番良く聞くのはこれではないでしょうか。「Good at」です。
「Good with」と良く混同されがちですが、ちょっと違うんですね。
「Good at」は、「〜が得意」という意味になります。主に技術や学科、専門的な分野などに対して使われます。
これもまずは例文を挙げていきましょう。
このようになります。やはり「Good with」と違うのがわかるでしょうか。
例えば、この「He is good at drawing. 」ですが、これを無理矢理「Good with」を使った文にしようとすると、「He is good with the brush. 」になるわけです。
これが「絵が得意」と訳すことのできる「good at drawing. 」と、「絵筆の扱いが上手い」と訳せる「good with the brush. 」の違いになります。
「(何かの技術、分野)が得意」の「Good at」と、「(何か、誰か)の扱いが上手い」の「Good with」と覚えましょう。とは言っても、なかなか会話の中でいちいち意味を考えて正しいフレーズを使うというのも難しいですよね。
間違ってもどんどん使って、その中で覚えていけばいいものだと、私は思っています。
考えすぎて、逆に会話の流れが極端にスローになって不自然になるよりは、多少ブロークンでも楽しく会話ができればまずはいいのだと思います。
私は在米が長いので、色々な国の人たちを見てきましたが、やっぱり上達の早い人というのは、発音が悪くてもグラマーが曖昧でも、恐れずにどんどん話す人たちです。
全く上達しないのは、あまりに完璧に話そうとして会話がたどたどしくなってしまう人ですね。そう言った人たちは、大抵ライティングなどは完璧だったりします。
やっぱり会話は「慣れ」が一番ですから、恥ずかしい思いを捨てて喋りまくる他ないと思います。
というわけで、「Good at」と「Good with」、似ていますから間違ってしまう時もあるかもしれません。
でもそれでいいんです。
ここでしっかり覚えたのですから、使ううちに慣れていきましょう!
まとめ
似ているようで違う、「Good at」と「Good with」でしたね。
しつこくもう一度おさらいです。
- 「(何かの技術、分野)が得意」の「Good at」
- 「(何か、誰か)の扱いが上手い」の「Good with」
ですね。
ここで一つポイントですが、こういったフレーズがピンとこない場合、まず例文を見ていくとニュアンスが掴める場合が多いですよ。
今度、辞書で引いた単語やフレーズがスッと頭に入らなかった場合、いくつか例文を検索してみてくださいね。
状況やニュアンスがしっかりと掴めると思いますよ。